北海道の大地でじゃがいもと向き合う新入フィールドマンが知った、やりがいとは?[3]

【特別取材】北海道の大地でじゃがいもと向き合う新入フィールドマンが知った、やりがいとは?
【前編】[1]
【中編】[2]



新人フィールドマン・中神志穂さんの密着第3弾!
最終回で語ってくれたのは、生産者の方と一緒にじゃがいもを育てている中で芽生えた、本当の「やりがい」。

「じゃがいもDialy」が聞いた、中神さんの決意を後押しする4つの大事なモットーとは?

取材・文/大橋博之
撮影/河野英喜

 

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3年はフィールドマンとして頑張って認められたい

──どんなことに「やりがい」を感じますか?

中神志穂:先輩のフィールドマンを見ていると、何十年もじゃがいもを育てているベテランの生産者さんとも対等に渡り合っています。私も同じように(というのはおこがましいですけれど・笑)自分の意見を聞いてもらえるようなしゃべり方とか知識を蓄えて、生産者さんのお役に立てるようになりたいというのが夢です。
でも、そこまでになるには少なくとも3年はかかると聞くので、『私ができるようになるのだろうか?』という不安もありますが、一生懸命頑張りたいです。


↑まさに、とれたて新鮮なじゃがいも! 生産者さんとフィールドマンの愛情が、た~っぷりつまってます!

 
現在のカルビーポテトではどの部署に就くにせよ、フィールドマンとしての経験は欠かせません。私はまだ仮配属なので、最後はどの部署に行くのかはわかりません。でも、私は少なくとも3年はフィールドマンでいたい。2年で異動すると自分が中途半端になるような気がします。一人前になるまではフィールドマンを続けたいというのが希望です。

 

一番大切なのは、生産者との信頼関係

──これからは、どんなふうに成長していきたいですか?


↑収穫用機械のハーベスター。運転はGPS制御されていて、一分の狂いもなくじゃがいもを収穫していく

 

中神:フィールドマンとしてもっと機械の知識を身に付けたいと思っています。
じゃがいもを収穫するときにハーベスターと呼ばれている機械を使うんですが、刃が二つ付いていて、一つは掘るときに使うもので、もう一つは根を切るものです。その刃の調整が悪いとじゃがいもが傷つくことがあります。
刃の調整ひとつで質のよいものが収穫できるか否かの差が出るんです。なんて知ったかぶりしてますが、実はこれは先輩から聞いた話(笑)。
私はそんなハーベスターの刃で品質が決まるなんて考えてもいなかった。生産者さんに良いじゃがいもを提供してもらうにはハーベスターだけでなく、いろんな機械のことを知ってないといけないな~と思いました。


↑ハーベスターについている刃は、しっかり調整され、じゃがいもを傷つけることなく、確実に掘り起こしていく

 

フィールドマンにとって一番大事なのは、生産者さんとの「信頼関係」だと思っています。そのためには生産者さんに誠実に向き合うこと。機械のことだけに限らずいろんな知識を身に付けて、生産者さんに頼りにされる人間になる。それが大事だと思っています。

そしてあとは、「やる気」と「根気」と「元気」と「笑顔」。
その4つがあれば、乗り切れるんじゃないかと(笑)。


↑キラリ光る汗も爽やかな中神さん。じゃがいもと一緒に、すくすく成長しています!

 

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