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北海道のイマ じゃがいも品種開発も手がける「カルビーポテト」[3]

特別取材編でお届けいたします!
【前編】じゃがいも品種開発も手がける「カルビーポテト」[1]
【中編】じゃがいも品種開発も手がける「カルビーポテト」[2]



じゃがいもDiaryでたびたび登場している、じゃがいも専門家集団「カルビーポテト」。
その中でも新品種を開発している、カルビーポテト株式会社馬鈴薯研究所の津山睦生さんにお話をお話を聞く、3回シリーズの後編です!

取材・文/大橋博之
撮影/河野英喜

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今後も新品種のじゃがいもをリリースしていく

──「ぽろしり」はもう栽培されているのですか?

津山:「ぽろしり」は2016年から栽培を開始し、生産者からは良い評判をいただいています。
病気に強い、量が取れる、というのは期待通りでしたが、「ぽろしり」は掘って選別するとき不良品があまりないと言われました。粒ぞろいで、サイズも規格に収まる、外観にも異常がなく、捨てるものがない。だから、収穫作業もスムーズ。「この品種は楽だ」と生産者に喜んでもらえたのは嬉しかったですね。
 


↑2016年から試験的に栽培していただいている八代さんの畑

津山:2016年は約200ヘクタールでスタートしました。2017年は約350ヘクタールに拡大されました。来年、2018年は500ヘクタールを超えると考えています。面積は順調に伸びています。
ポテトチップス用の品種は現在「トヨシロ」「キタヒメ」「スノーデン」の3本柱の状態ですが、「ぽろしり」の生産量が増えることで4本柱になります。これでさらなる数量が期待できるので、安定供給に結び付きます。

また、「ぽろしり」が「ジャガイモシストセンチュウ」と「そうか病」に強い品種だということで、それらが原因で作付けができなかった生産者から、これなら扱えると喜んでもいただけけています。いままで作れなかった畑でも作れるので、面積も増えるものと期待しています。

 

──もう、次の新品種のじゃがいもの開発にも取り掛かっているのだとか?

津山:開発の立場では「ぽろしり」はもう、終了したプロジェクトとなります。
もちろん、「ぽろしり」は普及し、大きく育って欲しいのですが、我々は常に新しい品種の開発に取組んでいます。

新品種をどんどん出すことによって生産者には良いものに置き換えていただきたい。「これを使ってください」では選択肢がありません。生産者にとってもカルビーにとっても消費者にとってもメリットのあるものを増やしていきたいと考えています。

実は来年には試験栽培を終えて一般栽培に移行できる新品種が用意されています。開発には十数年かかりますが、新品種をどんどん継続してリリースしていきたい。生産者に選んでいただけるさまざまなバリエーションの品種を用意することが我々の使命だと思っています。


↑次はどんな新品種が生まれるのか…皆さんにお披露目できる日も近いようです!

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【前編】じゃがいも品種開発も手がける「カルビーポテト」[1]
【中編】じゃがいも品種開発も手がける「カルビーポテト」[2]

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