おやつでも食事でも、口から入った食べ物の旅路は一緒です。
食道を通り、胃に送り込まれた食物はそこで消化を受けます。その後、小腸→大腸→直腸→体外…と、一連の流れに乗って決まった働きをして私たちの体を守っています。この消化→吸収→排泄という働きは栄養代謝と呼ばれ、私たちの意志の届かないところで行われています。「食べる」という行為が関係器官に「刺激」を与え、このような奇跡的な働きが行われます。例えば、食間が短かくて胃の内容物が減っていなければ空腹感が起こらず食欲がわきません。食欲不振では食事を十分に摂ることができず、栄養不足になったり、つい好きな物を優先してしまうので偏食を招く原因になったりします。一方、食間が長過ぎて、一度にどか食いをするのも消化器系の負担になります。こんな時こそおやつが必要です。おやつをいつ食べるか?は、<健康>と<正しい食習慣>をゲットするために無視できない事柄です。

- 食生活にリズムをつけると生体リズムが整います。そうすると体内時計が活性化されて、 健康の維持増進へとつながります。
- いつも決まった時間に食べているとその時間の少し前になると、消化器系の臓器にエン ジンがかかり、大仕事(栄養代謝)の準備完了になります。食べる時間が不規則ではこの準備ができず消化器への負担になります。
- 成人の食事の癖は成長期の食習慣や食行動が持ち越されたものです。おやつをダラダラ食べる癖をつけてしまうとお行儀の悪い大人になってしまいます。
- ダラダラ食べは虫歯の原因になります。
管理栄養士・女子栄養大学生涯学習講師 勝山登美子(かつやま とみこ)
女子栄養大学栄養学部栄養学科卒業後、診療所、給食会社、病院勤務を経て、2002年、開業栄養士としてスタート。
現在は栄養アドバイザーとして活躍中。著書に『おしゃれに栄養!』(文芸社)がある。







