カルビーフードコミュニケーション
おやつの豆知識

第5回 子供の生活習慣病<脂質・糖質・塩分の身体に及ぼす影響>

沈黙の病気

 かつて、成人病と呼ばれた病気のグループがありました。
ガン・脳卒中(脳梗塞や脳出血)・心臓病・糖尿病・痛風(高尿酸血症)
などが代表的なものでした。高血圧・脂質異常・高血糖・高尿酸・肥満など
を放置しておいた場合、これらは自覚症状が無いまま進行して、ある日突然
発作を起こし、その後の人生に重大な問題をもたらすというものです。
大人の病気と思われていたものが、最近では学童にまでその兆しが見られるようになりました。
もはや、子供たちは予備軍となっています。原因は、環境や遺伝的体質、加齢などが絡み合っていますが、 運動や睡眠や食生活などの生活習慣が深く影響しています。そこで、かつての成人病は「生活習慣病」という名称に改められました。(1996年、厚生省)

  そこには、健康で長生きするための健康習慣を個人個人が考えよう…という意味が込められています。
今までは早期発見、早期治療が主でした。これからは、発病を未然に防ぐ<第一次予防>が主役です。

過剰も不足もダメ!

 ●脂質・糖質・塩分の体に及ぼす影響
  摂り過ぎると… 不足すると…
脂質 ●動物性脂肪の場合は、高脂血症(高コレステロール)になり易い。
●エネルギー過剰で肥満になる。
●エネルギーが不足する。
●脂溶性ビタミンのA・D・E・Kの吸収が悪くなる。
●腹持ちが悪く、すぐお腹がすく。
糖質 ●体内で脂肪に変身して蓄積し、肥満になる。
●砂糖・果物・菓子等に含まれる糖は高脂血症(高中性脂肪)になり易い。
●糖質エネルギー不足をたんぱく質で補う為、筋肉中のたんぱく質が失われる。
●エネルギー不足を脂質で補う時に、体脂肪の分解が激しいと、ケトン体が産生されて血液が酸性に傾く。
塩分 ●高血圧を引き起こす。
●胃がんの誘因になる。
●意識障害・脱水症・血圧低下・嘔吐・食欲不振・疲労感・痙攣等を起こす。

深〜い関係

肥満は、糖尿病・高血圧症・脂質異常症・痛風・脂肪肝・関節痛・胆石症・ガンなどを招く。 糖尿病・高血圧症・脂質異常症・痛風は、動脈硬化や腎臓病の危険因子になる。 動脈硬化は、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・腎臓病の原因になる。



管理栄養士・女子栄養大学生涯学習講師 勝山登美子(かつやま とみこ)
女子栄養大学栄養学部栄養学科卒業後、診療所、給食会社、病院勤務を経て、2002年、開業栄養士としてスタート。
現在は栄養アドバイザーとして活躍中。著書に『おしゃれに栄養!』(文芸社)がある。

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