こんにちは、消費生活アドバイザーのぐるんくるんです。
カルビー商品は、賞味期限表示がされています。
賞味期限は、未開封の状態で「おいしく食べられる期間」のことで、余裕をもって設定しています。
そして、裏面に「直射日光の当たる所、高温多湿の所での保存はさけてください」、「開封後はお早めにお召し上がりください」と書いていますが、スナック菓子が一度に食べきれず残ってしまったことはありませんか?

今回はクイズ形式でスナック菓子の保存方法について紹介します。
■■■賞味期限マメ知識クイズ■■■
■Q1:3つのうち一番、味が落ちやすい包装袋はどれでしょうか?※袋の素材の違いに注目してね!
A:透明部分がある「じゃがピリカ」

B:無地の銀袋

C:印刷した銀袋「わさびポテト」

■Q2:品質の低下をどうやって判断すれば良いのでしょうか?
A:色など見た目 B:味や香り C:腐る

■Q3:猛暑の夏は開封後に残ったスナック菓子は、どこに保存すれば良いのでしょうか?
A:冷蔵庫でひんやり
B:冷凍庫でカチカチ
C:常温のまま
D:お腹のなか
■■■ 解説 ■■■

こんにちは、品質研究課のはにわです!
賞味期限を決めるときには、お客様が購入するシーン、例えば、24時間営業のコンビニエンスストアで売られているお菓子を買ったら??といった条件で検査をしています。
クイズの答えは最後にあるので、正解が気になる方は、先に答えをご確認くださいね~♪
■Q1の解説
味が落ちるのは油の劣化が原因の1つですが、油の劣化は「高温」と「強い光」によって起こります。
「A:じゃがピリカ」の袋では、透明な部分が光を通してしまいます。
「B:無地のアルミ銀袋」と、「C:印刷アルミ銀袋・わさびポテト」を比べると、Cのほうがインクで印刷されたぶん光が通しにくくなっています。
下記の実験でも、「B:無地」はUVランプの光が通っているのがわかりますね。
【実験】写真は、フィルムのおもて面からUVランプを当てて内側から撮影したものです。※カルビー調べ
・実験で使ったUVランプです

・B:無地のアルミ銀袋・・・UVランプが透けて見える

・C:印刷されたアルミ銀袋・・・UVランプが透けない

実際販売されるときには、どの商品も賞味期限は合格しています!
Aの包装袋も箱入りなので光を通しにくい包装になっています。ご安心ください♪
※『じゃがピリカ』は北海道限定のお土産商品です
■Q2の解説
品質は検査すれば数値でわかるのですが、お客様は五感が頼りですよね。
「A:見た目」は、ほとんどの商品は変化しません。
「B:味や香り」は、高温や強い光によって油が劣化することで変化が生じます。
油が劣化するとツンとした刺激臭を発し、機械油のような風味がします。いつもと違う不快なにおいがしたら食べないようにしましょう。
「C:腐る」は、スナック菓子は水分が少ないので腐りません。
■Q3の解説

「A:冷蔵庫」は、油の劣化は抑えられますが、冷蔵庫内にある他の食品のにおいが移ったり、水分の吸放湿がおこり、風味や食感に影響が出ます。
「B:冷凍庫」は、冷蔵よりは良いのですが、一般的に油が低温になると白くにごったり、固まったり、沈殿が生じることがあります。
そのため油で揚げたフライ製品は、油が固まって製品の表面に白いつぶつぶが付着することもあるので、「C:常温のまま」をおすすめします。
早めに食べきる方法として、ポテトチップスを野菜サラダにトッピングしたり、完成した味噌汁に加えたり、お好み焼きの生地に混ぜて焼く等、簡単なアレンジもできますよ。
開封後はお早めに「D:お腹のなか」に入れるのも正解ですね♪
→イメージはクルトン。
→食卓で具材として加える。
→天かすの代わり。生地に混ぜて焼く。
■■■ 答え ■■■
■Q1:A:じゃがピリカ
■Q2:B:味や香り
■Q3:C:常温のまま
・・・・・・・・
カルビーはメールマガジンにて新製品やキャンペーンなどの情報を毎週水曜日に配信中→ご登録はこちらから