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- かっぱえびせんの誕生は、カルビー創業者松尾孝の少年時代にさかのぼります。川えび獲りの名人だった子供の頃、母がつくってくれた「おいしかった川えびの天ぷら」が原風景です。
- 1950年頃、日本はまだ食糧不足の時代で、人々がお腹いっぱい食べるというのは夢のようなことでした。
だからこそ”人々においしくて栄養豊富で腹持ちのいいものを食べさせたい”そんな思いから新しいお菓子を模索していました。
1955年、日本初の小麦あられである「かっぱあられ」が販売されます。 - しかし、「どうすればもっとおいしくなるのか。あとを引くおいしさの条件とはどのようなものなのか」と常に考え続けていました。
- ある日、孝は広島の瀬戸内海でとれた小えびを海辺で干しているところに偶然通りかかりました。
その時に”菓子に利用できないか”とひらめいたといいます。
鮮度の良い生のえびの頭から尾まで、丸ごと殻ごとミンチ状にして、小麦粉の生地に混ぜて蒸気で蒸しながら練る。
それは、カルビーが創業時から今日まで大切にする未利用資源の活用でもありました。 - 「かっぱあられ」を皮切りに「かっぱ」シリーズの商品を発売し、1964年に「かっぱ」シリーズ最後となる27番目の商品として「かっぱえびせん」が誕生しました。