調 達
産地、生産者と密にコミュニケーションをとり“種”から関わる
“自然の恵みを大切に活かす”の言葉通り、カルビーの商品は素材のよさや原材料の出来映えが大きく商品の価値を左右します。お客様の期待に応えられる品質の商品を安定して供給するため、産地、生産者と連携して持続的な原材料の調達への対策を講じています。
中でも、全国年間生産量の約16%を使用している“馬鈴しょ”では「北海道以外の国内産地の開発」や「生産者への情報提供」「労働軽減の支援」など、様々な取り組みをおこなっています。今後も、新品種の開発や海外技術者や研究施設とのコラボレーション、栽培技術のコンサルティングなど、様々な面からよりよい環境を生み出します。

01種子
契約農家と共に、種子から原料に関わります。ハウスの中で種子を植えて苗をつくることはもちろん、社内の研究所では新品種の開発もおこなっています。

02圃場
原料を契約栽培している圃場と共に、収穫日の予想や収穫までにどのように育てていくかを確認します。また、研修を通じて社員が圃場を訪れることもあります。

03原材料
(貯蔵)
貯蔵庫では温度と湿度を最適に保つ空調システムを用いて、じゃがいもの品質を24時間体制で管理しています。また、生産者や生産地などの情報はバーコード管理されています。
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生 産
五感に訴え、自然素材を活かす商品加工技術
安全・安心な商品を、安定した量と質で生産しつづけるために、カルビーでは生産工程における様々な取り組みをおこなっています。見た目や風味、香りや食感など、人の“五感”に訴える加工技術の開発や商品のバリエーションを生み出すための調味技術をはじめ、自然素材を丸ごと使う加工方法の考案などは、その一例です。
また、作業の効率化・簡素化を目的とした工程の自動化にも取り組んでおり、国内の全工場で商品の箱詰めを自動化したほか、馬鈴しょのトリミングや不良品のピッキングに関しても、自動化を進めています。

04前処理
きれいに水洗いしたあと、じゃがいもを皮むき機にかけ、傷んだ部分や芽など、商品に不向きな部分を一つひとつ人の手で取り除きます。

05加工
商品に応じた形状へスライスし、オートフライヤー(自動揚げ調理器)などで加工します。スライス時の厚さは、原料の品種や品質に応じて微調整しています。

06調理
加工後、不良品を取り除き、調味ラインで味付けします。均一な味になるよう、専用の機械で丁寧に作業します。
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物 流
おいしさを保つ、様々な工夫
いつでも“できたて”のようなおいしさをお届けするために、包装や在庫管理からなる物流業務の最適化は欠かすことができません。そのために、カルビーでは酸化しにくいアルミ蒸着フィルムのパッケージに窒素を充填して密封包装しているほか、製造日や賞味期限はもちろん『工場および生産ロットを示す記号』や『一袋ずつ異なる通し番号』をパッケージに記載。どの製造ラインでいつ加工されたかが分単位で分かるようにすることで、不良品を出さない管理体制を敷いています。また、出荷前には成分検査をおこなっています。

07包装
コンピュータ制御で計量後、自動包装機でパックします。空気もれや重量を検査したあと、段ボールに箱詰めされます。

08在庫
箱詰めした商品は倉庫に保管して、成分検査の結果で品質を確認できてから出荷します。また、販売データをもとに出荷予測を立て、それを生産計画に反映します。
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営業・販売
いつものカルビーを、一人でも多くのお客様へ届けるために
どれだけおいしい商品をつくっても、それがお客様の手に届かなければ意味がありません。カルビーでは、全国各地で様々な社員が汗を流し、卸・小売業を通じて店頭に商品が並ぶよう努力しています。その中心である営業は、取引先が抱える課題を把握しそれを解決できる提案をおこなっています。また、カテゴリーリーダーとしてスナック菓子市場やシリアル食品市場全体をけん引する役割も求められており、その動きにはいつも注目が集まります。

09流通
グループ会社であるカルビーロジスティクスと連携し、全国各地へ出荷・運搬します。品質とストに配慮した、安全・安心なネットワークを実現しています。

10店頭
全国の様々な卸・小売業の取引先へ、各社の特性に合わせた商品・販売方法などを提案。一人でも多くのお客様に商品を手に取っていただけるよう、店頭でのシェアを伸ばしていきます。