〜誰にも負けない品質保証へのこだわり〜
生産管理
山田 泰史Yasufumi Yamada
生産本部 生産管理部 部長
2002年に入社。2004年から2年間在籍した開発部門を除き、一貫し
て品質保証に携わっている。
2016年に生産管理部の部長に就任。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
特に、2011年から2013年ごろが忙しかったです。当時はちょうどフルグラが売れ始めた頃で、各社もやや混乱気味だったのか、工場などの現場で異物混入や設備損壊のトラブルが多発し、その対処に追われました。設備のメンテナンス不足や、そもそも古いことが原因で壊れたり、購入した原材料にGMO(遺伝子組み換え作物)混入があったり、加工先でのトラブルなど、様々なパターンがありました。具体的には、異物混入が発生した製品・設備・原材料を使っても大丈夫か否かの判断や原料メーカーとの連絡、お客様への代替品準備や報告書の作成などを行いました。
その大変な時期を、
どのように乗り越えましたか?
基本的には1人で対処しました。ですが、どうしても1人でまわせない時には当時約10人いた部下の中から適宜人を選び、それぞれの問題に沿った対処法を教えて、メンバーに助けてもらうことで乗り越えました。ちょうど当時、偶然なんですが各人の理由で退職した人が何人かいたため、忙しさが増したような気もします。
とても大変だったようですが、
今プラスになっていることは何ですか?
今振り返れば、あの忙しい経験をしてとても良かったと思います。というのも、あの経験をしたことによって仕事における判断力がすごくついたと思うからです。それに加え、仕事のスピードをあげるためにどうすればいいか、というやり方を学ぶこともできたと思います。この判断力とスピードアップにつなげるやり方は、今現在にも活きていると思います。
〜よりおいしい味を求めて〜
R&D
石川 悠幾Yuki Ishikawa
研究開発本部 開発一部 ポテトチップスチーム
2012年に入社。フルグラ製造課で工場勤務の後、2015年
には3年目チャレンジで研究開発本部へ。
現在ピザポテトや堅あげポテトのブランドを担当。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
基本いつも忙しいですね(笑)ポテトチップスは非常に種類が多いので、何種類も同時進行で開発していかなくてはなりません。じゃがいも不足でポテトチップスが販売できなかったときも、次の時期に発売する商品の開発に取り組んでいたので、暇だと思ったことはないですね。
年に何種類くらいの商品を作られていますか?
月に5,6品、年で言えば4,50品は商品を作っていると思います。
ーひとつひとつの商品にどのくらいの時間をかけるのですか?
味づくりから、パッケージ裏面の作成、商品の登録までの期間は大体長くて4,5か月くらいかな。ポテトチップスはとにかく味をたくさん作らなくてはいけないから、ひとつひとつの味にあまり時間をかけられないときもありますね。それでも20回くらいは試作をするかな。うすしお味など、定番商品の改良時には100回以上試作をすることもありますよ。
ー100回!大変そうですね。他にポテトチップス開発ならではの苦労話はありますか?
毎日ポテトチップスを食べなくてはいけないのが大変ですね。多い時では1日に2,3袋たべることもあります。最初はおいしい!と思いながら食べていたのですけどね…。
“味づくりがうまく行かない”などの壁にぶつかったとき、
どのようにして乗り越えられますか?
自分がおいしいと思ってもマーケティング担当と意見が一致しなかったり、またはその逆は結構よくありますね。そんな時は、まず自分の感覚を信じなくてはだめだと思っています。自分の直感や、守りたい軸はぶらさず、マーケティング担当やお客さんの求める味に少しでも近づけていくことが大切です。
では最後に、
忙しい中でも感じられるお仕事のやりがいをお聞かせください。
やはり自分が手掛けた商品が世に出てお客さんが買ってくれた時に、もっともやりがいを感じますね。何年もやっていると忘れそうになるけど、でも忘れちゃいけないことだと思っています。お客さんにおいしいと思ってもらいたい、もっとおいしいものを作りたいという気持ちに繋がりますからね。
〜忙しくても苦ではない〜
購買
木原 明子Akiko Kihara
購買本部 購買部 販売一課 課長
2008年に入社。綾部工場製造課でじゃがりこの包装・フラ
イ工程を担当。2010年購買部へ異動し一般購買を担当。現
在は材料購買を担当。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
思いつく限りだと、2回ありましたね。まずひとつめは、2010年に製造課から購買部に異動になったときです。購買に関する知識が全くない中で色々なことを一から覚えなくてはならず、中々追いつけませんでしたね。必死すぎて、その時期の記憶があまりない程です…(笑) ふたつめは、2013年に一般購買から材料購買に異動したタイミングです。仕事量が、前のものと新しいもの、単純に2倍になり忙しかったですね。この時期は7時~21時ごろまで、働いていたこともありますね。
当時はどのような気持ちで働いていましたか?
追い詰められて忙しいのか、自分が取り組みたいことが多くて忙しいのかで気持ちの持ち方が全く違うと私は思っています。”今やるべきこと”を明確にして、動いている間は、まったく苦ではありませんよ。
その大変な時期を、どのように乗り越えましたか?
異動先で与えられた業務に取り組んでいると、わからないことがたくさん出てくるんですね。これを自分が持つ少ない知識でやりくりしていくうちに、だんだんと仕事や知識を覚えていきましたね。カルビーの社員たちは、聞けば皆丁寧に教えてくれるし、上司もたくさんフォローしてくれますよ。
ーこれから新入社員となる私たちとっても大事なことですね。
そうですね。一番大変なのは、誰に頼るべきかもわからない間かもしれません。どの部署がどのような仕事をしていて、誰がその仕事を担っているか初めはわからないですよね。その時に頼れるのは直属の上司しかいませんが、そこからいかに頼れる人を増やしていくかが重要です。
では最後に、
忙しい中でも感じられるお仕事のやりがいをお聞かせください。
やはり、様々な部署から求められたものを、購買部として調達して、それが実際に商品となったときですかね。皆で協力して作り上げたものを、目にしたときは喜びもひとしおです!
〜新規事業企画と物流、図らずも二足の草鞋〜
商品企画・物流
黄 思Huang Si
マーケティング本部 CVS部
2014年に入社し物流を経験。2015年は物流と新規事業を
兼任。新卒チャレンジで2018年からマーケティング部へ。
現在コンビニ専用商品の企画を担当。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
新規事業企画部で、カルビープラスの物流と商品企画の両方を担当していたときです。8:30~17:00頃まで物流の仕事を、17時以降22時まで商品企画の仕事をするというような日もありました。物流の仕事は、特に大型連休の前が忙しかったです。物流のルート決定や物流会社との交渉・調整、担当していたカルビープラスの店舗(多い時で約20店舗)との連絡や調整が主な仕事内容でしたが、工場と店舗、店舗同士の板挟みになることも多く、困難な課題に直面することも多々ありました。
その大変な時期を、どのように乗り越えましたか?
はじめは、自分の能力不足でうまく行かないのだ、と思い込み全部1人で解決しようとしていました。しかし1人で抱え込むと仕事がより遅れていき悪循環となってしまいました。そこで上司や関連部署の方々に問題を報告、相談することで、一緒にうまく行かなかった原因を分析してもらい、課題の解決に繋げました。また普段から各店舗に出向き、面と向かい話し合う事で良い関係を構築しておくことも意識していました。あとは息抜きも大事にしています。おいしいものを食べたり、旅行へ行ったり。カルビープラスのようなアンテナショップは、週末も開店しているため、連絡が来ることもありますが、なるべく休み中は携帯を見ないようにしますね(笑)
商品企画ならではの苦労はありますか?
常に新規性の高い商品を生み出すことを求められるため、そのことが一番大変だと思います。さらに、作った商品が売れないなど上手くいかないことも少なくないです。初めは売れないことで落ち込むことも多々ありましたが、今では、例えば原材料の加工の仕方やパッケージデザインを考える際に、自分が思い描いているプランと、そのプランが上手くいかなかった時のプランBも一緒に考案し進めていくことで、最初のプランが仮に上手くいかなくても大丈夫なようにしています。
そこから学んだことを教えてください。
最初の頃は、周りに迷惑をかけてしまって申し訳ない、という気持ちがすごくありました。ですが今では、自分だけの力ではできないこともあると割り切り、周りに積極的に頼ることも時に必要だということを学びました。また、辛い経験も自分の教訓として受け入れ、次に活かすことができるようになりました。そして、平日と休日にメリハリをつけられるように、事前の段取りもしっかりとできるようになったな、とも感じます。
〜海外に行って気付いたカルビーの魅力〜
海外事業
森川 桜Sakura Morikawa
海外事業本部北東アジア Business Unit 支援グループ課長
94年入社。南関東支店、広域営業部での営業を経験。99年
に出産・育児休暇取得。内勤に異動。09年に海外事業本部に
異動。現在は香港・中国・台湾・韓国を担当。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
仕事面で最も忙しいと感じているのは、今ですね。まず担当する子会社の数が増えました。会社は立ち上げることも、閉じることも非常に大変です。また課長になったことで、報告する関係者が増えました。部長や執行役員の方々など…量をとっても質をとっても今が一番大変ですね。9時半ごろ出勤し、20時半くらいまで会社にいる日もありますね。
ー海外出張なども多いのでしょうか?
年に20回くらい行っています。期間は短くて1泊、長くて5泊くらいです。
そもそも海外事業本部では、
実際にどのようなお仕事をされているのですか?
海外事業部の仕事は、学生のみなさんに正確に伝わっていないのではないかなと思います。皆さんがよく口にする”カルビーのブランドを海外に広めたい”といったお仕事は実は全くないんです。私たちの仕事は、現地の子会社の売上と利益にコミットすること、そのためにできることはすべてします。毎月の売上チェックや投資の提案など、現地子会社と本社との橋渡し役となる、裏方の仕事がほとんどです。
ー海外事業本部で働くうえで、最も大変なことはどのような点ですか?
言葉が通じないことですね。距離が離れていること、言葉が通じないことで、様々なやり取りに通常の倍以上の時間がかかることです。私自身、異動してきた当初は、英語がほとんど話せなかったので、子育ての合間に英会話教室に通ったり…今でも伝えたいことを上手く伝えられないことがあります。メールは、面と向かっていないから特に難しいです。
お仕事が忙しい時、大変なとき、
頑張ろうと思える気持ちはどういったところから来ますか?
普段のモチベーションになっているのは、カルビーの商品、ブランド力で、これはすごく特別なものだと思います。日本で仕事をしているときは、カルビーはジャンクフードを売る悪魔の手下(笑)のように感じていた時もありました。でも海外に行ってみて、会社の見方が180°変わりました。海外のお菓子よりも圧倒的にカルビーのお菓子はおいしいと感じました。そこに、味や食感、パーケージデザインなどすべてにおいて、高品質な日本の食文化を根付かせることは、心の底から良いことだと思っています。これが原動力になっていますね。
では最後に、
忙しい中でも感じられる、お仕事のやりがいを教えてください。
海外の会社の方から感謝されるときですかね。けれど、私は、やりがいというより、ありがたいなという気持ちを感じることのほうが多いです。何かを成し遂げた時も、自分一人の力では絶対にない、脈々と受け継がれてきた先輩社員の方々の頑張りがあったからだと、いうように感じます。その時に、運よくその場に立ち会うことができて、ありがたいなと思います。
〜頑張れる秘訣はポジティブシンキング〜
国内営業
大澤 裕樹Yuki Osawa
国内営業 首都圏
2016年に入社し、首都圏エリアの国内営業を担当。上野・
神奈川の営業所を経て、今年度からは新宿の営業一課へ。
今までで一番忙しかった時の
ことを教えてください。
営業では、年に2回ある取引先のスーパー等での棚替えの時期が忙しいです。カルビーは自社製品だけでなく、他社製品も含め、棚に並べる商品のパターンを何通りも考え、お客様の手に取りやすいような棚のレイアウトを提案する「カテゴリーリーダー」としての役割を担っています。今までで一番忙しく、大変だったのは、入社2年目の夏に、7年目の先輩が担当していた店舗の担当を任せられた時です。当時“ポテチショック*”の影響で慌ただしい状況の中、先輩から引き継いだ業務以外にもイレギュラー対応が重なり、店舗の担当者からもなかなか信頼を得られず、最初の頃は話すら聞いてもらえないで、とても苦労しました。さらに求められる資料の数も増え、帰りは終電直前になってしまうこともしばしばありました。
※ポテチショック
台風の影響により、主要生産地の北海道でのじゃがいも収穫量が激減し、ポテトチップス商品が不足していた。
その大変な状況を、どのように乗り越えましたか?
上司にもたくさんフォローして頂き、売上は落としたものの、なんとか求められていることに応えました。2年目の自分に、責任のある仕事を任せてくれた上司の期待に応えたいという気持ちと、なかなかできない経験をしているという充実感でモチベーションを保つことができていたのだと思います。
仕事が忙しい時や、
大変な時でも頑張れる秘訣ややりがいを教えてください。
特に営業は頑張った分が利益に直結するので責任は大きいです。その分とてもやりがいがあると感じています。会社の売上高が約2500億に対し、私はまだ5億程度しか貢献できていない現状ですが、思い悩むのではなく、さらに頑張ろうという気持ちで日々の業務に取り組んでいます。
また風通しがよく、上司に自分の意見を聞いてもらえたり、課題解決に向けて、一緒に考えてもらえる社風も励みになっています。