特集自然素材を活かした事業の拡大

カルビーは、2030年に向けた長期ビジョン「Next Calbee 掘りだそう、自然の力。食の未来をつくりだす。」を策定し、海外市場と新たな食領域を成長の軸として確立することを目指しています。
新たな食領域は、カルビーグループならではの自然素材に関する「強みの拡張」と未来の健やかなくらしに貢献するための「新たな事業探索」、大きくこの2つのアプローチで取り組んでいます。
「強みの拡張」の事例として、ばれいしょで培った専門性やノウハウを活かした、新たな素材を起点とする事業の拡大を進めています。

甘しょ事業の拡大

2020年にポテトかいつか社を子会社化し、甘しょ事業に参入しました。ポテトかいつかはオリジナルブランドのさつまいも「紅天使」を主体として、焼き芋用原料の卸売や冷凍焼き芋など加工品の製造販売、焼き芋の直販などを手掛ける、国内最大規模のさつまいも専業の食品会社です。茨城県を中心に400を超える農家からさつまいもを仕入れ、貯蔵・洗浄・加工を行い、全国の小売店、外食業、食品加工会社や消費者へ直接販売する業界におけるリーディングカンパニーです。国内さつまいも市場ではさつまいもの品種改良が進み、糖度の高い品種への需要が高まっていることに加え、小売店舗における焼き芋機の導入により、需要が拡大しています。また中華圏や東南アジアにおいて焼き芋の認知度が高まり、近年は輸出も増加しています。今後は仕入れ地域の拡大や、直営店舗およびEC販売強化、海外展開の推進により事業の拡大を図ります。

ポテトかいつか本店
ポテトかいつか本店
紅天使 ポテトかいつかオリジナルブランド
紅天使 ポテトかいつかオリジナルブランド

オーツ麦事業とオートミール市場への参入

カルビーでは1988年のシリアル事業参入以来オーツ麦の素材の持つおいしさと健康性に着目し、オーツ麦を使用したグラノーラを開発して皆様にお届けしています。これまで多くのお客様にご愛顧頂いてきた「フルグラ®」の30周年にあたり、2022年春、シリアル事業をオーツ麦事業と定義し、オーツ麦を起点とした提案で、皆様の健やかなくらしに貢献することを宣言しました。そして、さらなるオーツ麦の可能性を広げるべく「ベイクドオーツ」を発売しました。昨今のオートミールの市場浸透に対し「ベイクドオーツ」はより手軽に、よりおいしくオーツ麦を楽しんで頂くためにカルビー独自の製法でオートミールをおいしく焼き上げたものです。おいしく食べ続けて頂くことで「オーツ麦で、毎日にいいこと。」を実感頂き、健やかなくらしに貢献していきます。

オーツ麦で、毎日にいいこと。

豆事業の拡大

適切な塩分や栄養成分の摂取による適正コントロールや、身体に優しい自然素材を使用することにより、お客様がおいしく健康的に続けられる「カラダ想いのスナックフーズ」を提案しています。その代表的な製品として、タンパク質の多い豆をおいしく健康的に摂取できる「miino そら豆しお味」をはじめとした「miino」シリーズを発売しています。2022年2月にはホクレン農業協同組合連合会様と連携した製品として、北海道産の豆を使用した新シリーズ『あじわいmiino』2品を発売しました。北海道産の大豆「ゆきほまれ」と小豆「きたろまん」を丸ごと使用し、独自製法とシンプルな味付けにより素材のおいしさを引き出しています。

「miino」シリーズ

また、植物由来の原材料を使用したプラントベース食をもっとおいしく、身近なものにすることに挑戦するため、2019年12月に「Plant Based Calbee」プロジェクトを立ち上げました。その第1弾として、大豆粉を発酵させた植物性の飲むヨーグルト『SOYぐる』、大豆生まれのおいしいシリアル『SOY’s flakes(ソイズフレーク)』を一部エリア・期間限定で販売を開始いたしました。また、植物生まれのごほうびデザート『PlantyPlantie(プランティ―プランティ―)』から、アイス(氷菓)とチーズケーキ風デザートを2022年4月27日(水)にカルビー公式オンラインショップ「カルビーマルシェ」で販売しています。
※数量限定でなくなり次第終了となります。

「Plant Based Calbee」プロジェクト
カルビー公式オンラインショップ ※ SOY’s flakesは除く