サプライチェーンを通じた貢献

原料調達・物流の効率化と安定的な確保

カルビーグループは、原材料の調達、商品企画から生産、物流、販売までのサプライチェーンを通して、お客様に商品を届けています。しかしながら、原料調達においては気候変動、自然災害、パンデミック、国際情勢の変化、また物流においては、担い手不足や労働環境への懸念の高まりなど、サプライチェーンを脅かす多様なリスクが存在します。カルビーグループは、原料調達、物流、流通を担うステークホルダーと協働しながらリスクに適切に対応し、サプライチェーンの生産性の向上に貢献することで、安定的な原料調達と物流の確保を目指します。

  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12.つくる責任つかう責任

目標(KPI)と実績

目標と進捗

認証パーム油

  • 目標

    2030年

    100% 使用

  • 実績

    2021年3月期
    ブック・アンド・クレーム方式クレジット
    年間使用パーム油

    100% 相当量購入

    ※フライ工程などの調理油として購入するパーム油の年間使用相当量

重点テーマ

環境や人権に配慮した持続的な調達

持続可能なパーム油の調達推進

パーム油は、アブラヤシの果実から採れる油の総称で、食用油のほかマーガリン・ショートニング・石鹸の原料用として、世界で最も生産されている植物油です。パーム農園の開発に起因する、森林伐採や生物多様性の消失などの環境破壊、強制労働や児童労働などの人権侵害が大きな社会問題として指摘されてきました。
カルビーグループは、主に生産のフライ工程などの調理油としてパーム油を使用し、年間約4万トンを調達しています。同時に、認証パーム油を2030年までに100%使用とする目標を掲げ、そのための導入を段階的に進めています。
2020年1月、カルビー株式会社は、環境や人権に配慮したパーム油の生産と利用を促進する非営利組織「RSPO※1」に加盟しました。2021年度3月期はブック・アンド・クレーム方式※2クレジットとして年間使用パーム油100%分に相当する4万トンを購入し、2021年7月からは順次、国内工場にてマスバランス方式※3の認証パーム油の購入を開始しています。引き続き、サプライヤーと協働しながら、持続可能なパーム油の調達を推進し、2030年に認証パーム油の100%使用を実現します。

  • ※1 RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議。(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称。WWF(世界自然保護基金)とパーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織
  • ※2 ブック・アンド・クレーム方式:認証油のクレジットが生産者と最終製品製造者・販売者との間でオンライン取引されるモデル。認証油のサプライチェーンが未整備で調達困難な場合でも、認証生産者を直接的に支援することが可能
  • ※3 マスバランス方式:製造・流通過程で認証油と非認証油が混合される認証モデル。物理的には非認証油も含んでいるが、購入した認証油の数量は保証

持続可能な紙の調達推進

世界中で森林破壊や劣化が問題になっています。紙の原料である木材チップにも違法伐採等で得られたものが含まれており、適切に管理された森林から得られた紙を選ぶことは企業にとって重要です。
カルビー株式会社では、製品出荷の段ボールをFSC®認証紙を用いたものに切り替え、段ボール表面に認証マークを表示しています。外箱にカートン紙を用いた商品にも順次、FSC®認証紙の使用を拡大していきます。「じゃがポックル」については2021年3月末よりFSC®認証紙の使用を開始しています。

※ FSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会):責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする、独立した非営利団体であり、国際的な森林認証制度を運営

「じゃがポックル」に表示している「FSC®認証マーク」
「じゃがポックル」に表示している「FSC®認証マーク」

8つのマテリアリティ