社会への取り組み

お取引先様のために サプライチェーンに関わるすべての皆様とともに、持続可能なものづくりを追求

SDGsとの関連 9産業と技術革新の基盤をつくろう12つくる責任 つかう責任
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リスクに負けない強い調達のしくみをつくります

購買基本方針
  1. Calbeeは、日々の購買取引の決定、ならびに新規取引先の選定については、品質、価格、安定供給の視点、エコならびに環境保全など合理的な方針に基づいて実施します。
  2. Calbeeは、購買取引において特定の取引先に過度に集中することのないよう、また特定の取引先がCalbeeに対し過度に依存することがないように、適正購入量を保ち、複数の取引先から購入するよう努めます。
  3. Calbeeは、取引ガイドラインに策定された基準に従い、合理的な方針に基づき、お取引先を選定し、公正な選定のため、購買部門はほかの部門から独立し、客観的に選定評価を実施します。
  4. Calbeeは原則として、複数の取引先から相見積もりを取得し、競争の確保と公正な取引先選定を実施します。
  5. Calbeeは、入札または相見積もり等を行った場合、取引先に選定されなかった企業に対し、要請があれば、可能な範囲でその理由を明示します。
  6. Calbeeは、継続的な取引は基本取引契約書を締結し、契約に基づき実施します。
    その他単発的な取引等についても、原則として都度文書による購買契約に基づき取引を実施します。
  7. Calbeeは、取引先に対する当社製品の販売を直接の目的とする取引は行いません。
  8. Calbeeは、新規取引先の参入を広く海外にも求め、オープンかつ積極的にその機会を設けていきます。

持続可能な安定調達

ポテトチップスをはじめカルビーの主力商品のいくつかは生のじゃがいもからしかつくることができません。そのためほとんどの原料を国内産に頼っています。その約7割は北海道産で、秋に収穫したものを翌年初夏まで貯蔵して使います。2016年8月の台風により、北海道の農作物が大きな被害を受けました。このため貯蔵じゃがいもを充分に確保することができず、いくつかの商品を休売せざるを得なくなりました。地球規模の気候変動により自然災害は今後増加するであろうと予想されます。カルビーの生命線ともいえる、じゃがいもの調達については生産者様とより密なパートナーシップを築き、中・長期で対策を講じます。

※カルビーでは植物防疫法で定められたルールのもと、米国産じゃがいもを輸入しています。日本ではカルビー広島工場、鹿児島工場の2工場に限り輸入じゃがいもの加工が認められています。

主要な国内じゃがいも産地と収穫時期

主要な国内じゃがいも産地と収穫時期
カルビーグループが取り組んでいること

持続可能な原料調達、とりわけじゃがいもの調達については、生産者、行政、大学、同業のメーカーなどと密なネットワークを構築し、さまざまな取り組みをしています。

  1. 新品種の開発
    自社での新種開発、海外で利用されている品種の導入に常にチャレンジしています。おいしいポテトチップスに適し、かつ病害虫に強く、保存に適したじゃがいもは私たちにとって夢の作物です。
  2. 生産者の労働軽減の支援
    生産者にとって大きな負担になっている収穫、倉庫への運搬の支援をしています。全量を仕入れ、選別の手間を省いています。
  3. 生産者への情報提供
    気象センサーのデータ、産地を巡回するフィールドマンが集めた栽培データ、栽培に関する最新情報などを生産者と共有しています。品質、数量ともに安定したじゃがいもは両者の協力の成果です。
  4. 海外技術者や研究施設とのコラボレーション
    経験や勘に頼った生産から、科学的農業へ。最新の情報を取り入れ、ともに学んでいます。
  • ポテトフォーラムポテトフォーラム
    生産者や行政、メーカーなどが集まり、じゃがいも生産に関して情報交換を行います。
    2016年度は395人が参加しました。
  • ぽろしり
    カルビーポテト初の自社育成品種『ぽろしり』が、2016年度より使用開始となりました。
  • マレーシアでの勉強会風景
    マレーシアでの勉強会風景撮影:Ted Kelvin Sudin/Wild Asia
Point!パーム油産地での取り組み(不二製油グループ様の取り組み)
カルビーグループにパーム油を供給している不二製油グループ様は、2016年に「責任あるパーム油調達方針」を公開し、2020年までに搾油工場までの100%トレーサビリティを目指しています。また、産地NGOと協働して小規模農家の農業慣行を改善する活動を推進しています。

互いに支え合い、高め合うパートナーシップ関係を構築しています

CSR調達ポリシーを策定

カルビーグループでは、従来から購買基本方針を策定し、お取引先様との対等なパートナーシップの構築に努めてきましたが、よりグローバル視野での調達活動を進めるためにふさわしいガイドラインとして、新たに「CSR調達ポリシー」を策定しました。

カルビーグループ
CSR調達ポリシー
  1. 法令・社会規範の遵守
  2. 人権への配慮
  3. 労働への配慮
  4. 環境への配慮
  5. 品質・安全性の確保
  6. 情報セキュリティへの取り組み

パートナーシップ・ミーティングを実施

カルビーグループでは、お取引先様との情報交換・意見交換のための機会を積極的に設けています。2009年度より「パートナーシップ・ミーティング」を開催し、経営トップによる経営方針の説明、部門責任者による購買方針やガイドラインの説明をしています。2016年度は83社のお取引先様にご参加いただきました。
また、このミーティングでは、お取引先様とカルビーとの協働事業として、目覚ましい成果を上げていただいたお取引先様をベストパートナーとして表彰するとともに、事例発表も実施しています。
こういった直接的な対話を通じて、お取引先様とのリレーションをさらに深め、共に事業を通じた社会課題の解決に努めていきます。

パートナーシップ・ミーティング
2016年度ベストパートナー
高木 信以智 様・菅原 一浩 様

東京ガス株式会社
執行役員 産業エネルギー事業部長
高木 信以智 様

産業エネルギー事業部
産業営業グループ 副部長
菅原 一浩 様

東京ガス様
東京ガス様との取り組み

国内初の協働プロジェクトである「工場間一体省エネルギー事業」を通じて、世界規模の課題でもある省エネやCO2削減による環境負荷低減。また、エネルギーの安定供給によるBCP(事業継続計画)の強化を推進しています。

複数の企業との協業による取り組みで、より大きな省エネ効果が期待できるほか、災害時におけるBCP対策としても貢献できるシステムです。省エネ施策は当社にお任せいただき、本業に専念していただけるものと確信しています。

※工場間一体省エネルギー事業
複数の既設の工場間において、生産ラインの統合やユーティリティーの共有によるエネルギーや生産品などの相互融通により、一体となって省エネルギーを行う事業。
鈴木 慎一郎 様・高田 正保 様

日本食品化工株式会社 
代表取締役 社長執行役員
鈴木 慎一郎 様

研究所長 農学博士
高田 正保 様

日本食品化工様
日本食品化工様との取り組み

シリアル製品の原材料として欠かすことのできない食物繊維素材は、これまで粉末化されたものでした。シリアル市場が拡大する中、液状原料の導入にあたり協働の取り組みをしたことで、社内における溶解作業の低減や品質も含めた安定生産が実現しました。

シリアル製品の大ヒット、それに伴う課題である生産性の向上に寄与できるよう、両社で意見を交換し実現させることができました。今後も品質向上に努め、シリアル製品の市場拡大に貢献できるよう取り組んでまいります。

コスト・リダクション&イノベーションへの取り組み

カルビーグループは、経営の基本方針として「コスト・リダクション」と「イノベーション」を成長の2本柱とし、その実現を目指しています。
調達に関わるコストについては、お取引先様と連携しながらロスや余剰在庫の低減に常に取り組んでいます。近年の動きとしては、海外調達が増加する中、為替の変動リスクへ対応するため、汎用品を中心に長期的な買付け契約を推進しています。また原材料にとどまらず、エネルギー(電気・ガス)など、事業活動に必要なあらゆる物資の調達方法を見直ししています。
イノベーションのための取り組みとしては、冷凍物流設備の充実など、新商品のために必要となる新たな原材料の調達・供給プロセスの構築を進めています。

海外からの適切な調達

天候に影響されることなく、常に安定した品質・価格・量の原材料を調達できるよう、2014年度から海外のサプライヤーとの直接取引を推進しています。2015年度は、1つの原材料を1つの産地に頼ることなく、複数の国から調達できる体制づくりに取り組みました。また、社内での通関業務対応を強化し、輸入にかかる時間の短縮も実現しました。
その他、製品の原材料だけでなく、工場の機械設備などについても、より戦略的な調達、コスト・リダクションを目指して活動しています。

お取引先様評価の充実

カルビーでは、2002年にお取引先様の評価基準をまとめた「アセスメント(評価)マニュアル」を定め、以後毎年この基準のもとお取引先様の評価を実施しています。この評価は、原料購買部門の担当者がお取引先様のもとへ赴き、原料規格に適した出荷や衛生管理、異物混入防止策などの実行状況などを3段階評価するもので、評価結果はお取引先様へ通知するとともに、必要に応じて改善をお願いしています。

公平かつ公正な取引の徹底

カルビーグループでは、品質向上や安全・安心の確保のためにサプライチェーン全体での対応を進めています。購買取引では企業理念とCSR活動の考え方を取り入れ、コンプライアンス、品質・安全性、環境保全、情報セキュリティ、公正取引・倫理、労働安全衛生、人権に配慮した活動を進めています。またお取引先様に求めるCSRに関しても、統一した規格での判断を行い、ご理解いただけるよう、説明し同意いただいております。
また、下請代金支払遅延等防止法(下請法)遵守体制の一層の強化を図るため、公正取引委員会が全国で開催する講習会への参加を呼びかけるなど各部門への教育・指導等を実施しているほか、各工場にカルビーグループの購買責任者が直接出向き、担当者への教育を行っています。新しく試行・改定される法律を考慮したリアルタイムでの教育を行い、また、理解不足によることで、知らずに行っていたことが法律に接触していることがないよう随時教育を実施しています。

お取引先様専用ホットラインの設置

カルビーグループは、「お取引先様専用ホットライン」を設置し、カルビーグループが原料や資材を調達しているお取引先様からの通報を受け付けています。カルビーグループの従業員は、購買方針・行動規範に則りお取引先様との関係構築に努めていますが、万が一、優越性・地位を濫用した疑いや行いがあった場合、その担当者とは別のルートでトップに伝わるようにし、是正措置・予防措置に努めるようにしています。また、通報者が特定され不利な立場に立たされることのないよう、倫理・リスク管理部が窓口となり、情報を取り扱っています。2016年度に寄せられた重大な通報はありませんでした。

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