2026/08/12

【草取り体験レポート】楽しみながら汗を流し「一人娘」の成長を祈る夏

2026年7月、粟島にて青大豆「一人娘」の栽培体験(草取り)ツアーが開催されました。リピーターから新たにご応募いただいた方など19名の参加者が集い、2泊3日で行われたツアーの様子を、11回目のツアー参加となる新潟市在住のライター・ヤマシタナツミさんがレポートします。

ライター|ヤマシタナツミ
新潟市生まれ。新潟大学農学部卒。「人と地域の希望をつむぐ」をテーマに物語をかくインタビュアー兼取材ライター。記事のほか小説など、つたわるかたちを探索しています。
Webサイト https://www.yamashitanatsumi.com

11回目となる粟島行きのツアーに参加しました。草取りツアーのプログラムが一部リニューアルされましたので、今回は変更点を中心にお伝えします。また後半では、ツアーに何度も参加するリピーターさんの声と、舞台裏を支える粟島観光協会さん、カルビーさんへのインタビューをお届けします。

>>2026年6月までのツアーレポートはこちら(記事一覧)をご覧ください




目次

● リニューアルした草取りツアー
● リピーターさんに聞いた「何度も参加したくなる理由」
● 「一人娘」ツアーの舞台裏



リニューアルした草取りツアー

ツアー1日目、7月10日の印象的なシーンをお届けします。

<岩船港集合>
受付でリピーターさん(過去ツアー参加者さん)たちと再会!おしゃべりしながら粟島に向かいました。

<オリエンテーション>
脇川善行村長からの歓迎あいさつ。今回はカルビーさんのパッケージ変更にあわせて表がカラー、裏がモノクロの粟島Tシャツを着用されていました。粟島観光協会の事務局長代理・本保貴子さんからは粟島の地理・歴史・文化・観光を、カルビーの伊部彩人さんからは粟島「一人娘」プロジェクトについてお話しいただきました。

全員で自己紹介を実施。北海道、茨城県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、大阪府の11地域からツアーにご参加いただきました!

【初めて参加した方】

「親子で参加しました。どんな体験ができるか楽しみです」
「離島と草取りが好きなので、ぴったりだなと思って参加しました」
「灯台めぐりをしているので、粟島の灯台も見に行きたいと思っています」

【リピーターさん】

「粟島の自然が好きで今回も応募しました」
「草取りへの参加は初めてで楽しみにしています」
「昨年あまり収穫できなかったそうで残念でしたが、今年も頑張りたいです」

※ツアー参加者のお声を抜粋して掲載しています


<食事会兼交流会>
これまで2日目に行ってきた食事会兼交流会をウェルカムパーティーとして1日目のお昼に開催。島のお母さんたちの手料理の中には氷たっぷりの冷や汁もあって、とても涼やかでした!

<フォトフレームづくり>
昼食後、粟島の海岸でとれた貝殻やシーグラスを使ったフォトフレームづくりに挑戦。一人ひとりの個性が光る作品が完成しました!

<畑への移動>
続いてツアー2日目、7月11日は直売所ばっけ屋前に集合してマイクロバスで畑へ。

<草取り作業>
全員でひたすら草取り。みんなの力で雑草がなくなり「一人娘」がのびのび育つ畑になりました!おしゃべりしながらの作業で、楽しく交流できました。

【草取りビフォー→アフター】

<夕食兼お疲れ様会>
草取り後はそれぞれ自由行動を過ごし、夕食兼お疲れ様会で再び集合しました。

夕食のメニューは粟島の「カフェそそど」や「おそうざいとまり」のオードブルと粟島観光協会さんが用意してくださったお刺身が中心です。

「グッズ争奪じゃんけん大会」を含め、賑やかに食事を楽しみました。1日目に作ったフォトフレームを受け取ると、畑での集合写真が入っていて、良いツアー記念になりました。

最終日の7月12日。雨の降る中、見送りに来てくれた島の皆さんに向かって、手を振ったり、写真を撮ったりしながら別れを惜しみました。

粟島の皆さん、いつも本当にありがとうございます!

リピーターさんに聞いた「何度も参加したくなる理由」

今回のツアーを含め、粟島「一人娘」ツアーの参加者数は延べ189名になりました。なかには何度もツアーに参加しているリピーターさんもたくさん。「何度も参加したくなる理由」を、8回目の参加となったリピーター鶴田さんに教えてもらいました!

【ツアー参加8回のリピーター|愛知県在住の鶴田さん】

Q.「何度も参加したくなる理由」を教えてください

(鶴田さん)
いっぱいあるんですけど、1つは島の人たちから「おかえり」とか「元気だった?」と声をかけてもらえることです。畑では子どもたちとグータッチもしましたし、民宿のお母さんともいろいろお話ができました。さまざまな方に温かく迎えてもらえることが、大きな楽しみになっています。

またツアー参加者同士で仲が深まっていくのもうれしい経験です。1日目の最初は慣れなくても、2日目のお疲れ様会では全員と話せるようになります。参加するツアーによって少しずつ雰囲気は違うけれど、いつも最後には「またね」「また来たいね」と言い合えるようになるんです。

2026年の草取りも、みんなとお話ができて楽しかったです。歳をとってくると、しゃがんだり立ったりがだんだんえらく(しんどく)なってくるんだけど、お話ししながらやっていると、苦痛ではなく、むしろ楽しい。今回は涼しかったのでより楽しくできたと思います。

Q.ツアー全体を通して感じたことはありますか?

(鶴田さん)
「また来たい」という人がどんどん増えていて、当選しにくくなってきているので、今回来られて本当に良かったです!少し残念だったのは、島のお母さんたちとお話できる時間が少なかったことですが、お母さんたちの負担を減らすには仕方ないのかな、とも思っています。

それから、ツアー以外でも農作業などのお手伝いができたらいいなと思って観光協会の方に聞いてみました。そうしたら「ワーキングホリデーで来てもらうのがいいかも」と教えてもらって。すぐに長期の休みを取るのはちょっと難しそうですが、ツアー以外のときも、チャンスがあれば粟島に来たいと思っています。

「一人娘」ツアーの舞台裏

リピーター鶴田さんのお話を受けて、「ツアー以外の期間、畑はどうなっている?」「準備はどんな風にしてきたんだろう?」と気になってきました。そこで、畑のメイン担当・粟島観光協会の山口さんと、カルビーのツアー担当・伊部さんにインタビュー!取り組んできたことや想いを聞かせてもらいました。

【粟島観光協会の山口俊郎さん】

Q. 畑の管理はどのようなことを?苦労はありましたか

(山口さん)
2026年は観光協会のメンバー全員で、作業計画の洗い出し、見直しから始めました。私自身が本格的に畑に関わるのは今年が初めて。前任者がやっていたことを見様見真似で、時にはYouTubeなどで学びながら土づくりや畝(うね)立てをしてきました。

種まき前の土づくりでは、専門機関やカルビーさんの力もお借りして、土壌検査データをもとに必要な養分を補う肥料を散布しています。また、種まきツアー後には追加で畑整備と種まきを、草取りツアー前には畑までの道や畑周辺の草刈りを行いました。

「2026年こそしっかり収穫できるように」とか「ツアーまでに準備を間に合わせなければ」というプレッシャーを感じながら作業したのが、一番の苦労だったかもしれませんね。

Q. 今後の目標や伝えたいメッセージはありますか

(山口さん)
今後の目標は、秋の収穫のときに、さやの中にきれいな実がたくさん入っているようにすることです。2026年は確実にお世話をするために作付面積を2025年の約半分にしました。今回無事実ったら、徐々に面積を広げ、良質な「一人娘」を少しでも多く収穫できるようにしたいと思っています。

草取りツアーで「一人娘」の芽が青々と育っている様子を、参加者の皆さんが喜んでくれたときは本当に嬉しかったですし、ホッとしました。このツアーをきっかけに、ご家族やご友人とのプライベートの旅行でも粟島に来てくれるようになったらいいなと思っています。

【カルビー「一人娘」ツアー担当の伊部彩人さん】

Q. ツアー担当として指名されたとき、粟島に来たとき、どう感じましたか

(伊部さん)
声をかけられたときは「まさか自分が?」と驚き、ベテランの先輩方からバトンを渡されるプレッシャーもありました。一方で、幼い頃から畑の土に触れて育ってきたため、農業体験をメインとするツアーを担当するのは「天職かも」とも思いました。今は「全力でやろう」という気持ちで臨んでいます!

粟島に来たときはまず、島民のみなさんの温かさと人間性の素晴らしさに感動しました。粟島を訪れるたびに心洗われる感覚になりますね。また、遠方から時間とお金をかけて参加してくださるツアー参加者のみなさんの存在にも支えられています。こうして毎年ツアーを続けられているのは、参加者のみなさんと粟島のみなさんのおかげだと感じています。

他に印象に残ったのは、最初は緊張していたツアー参加者同士が、作業や交流を経て仲良くなっていった姿です。手作り感満載ですが「他のツアーにはない濃くて温かい魅力が粟島でのツアーにはあるんだ」と実感できました。

Q. 今後の目標や伝えたいメッセージはありますか

(伊部さん)
まずはツアー参加者のみなさまと粟島のみなさまへ、心からの感謝をお伝えしたいです!このツアーは種まきから草取り、収穫、そして「miino一人娘」が商品としてお届けされるまでのストーリーを一緒につくる、カルビーの中でも特別な取り組みです。みなさまへの感謝と敬意を忘れず、私たちカルビー社員も全力で臨みます。そして、今年こそ無事に収穫して、おいしい「miino一人娘」をみなさまにお届けしていきたいと思います。






三者三様の言葉から、粟島の魅力と「一緒につくる」ツアーの価値をあらためて実感できました。

次回11月のツアーでは、いよいよ「一人娘」の収穫を行います。「一人娘」の成長を一緒に見届けたいという方のご応募を、心よりお待ちしています!

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