地ものがたり
#01
熊本県天草
デコポン、晩柑など柑橘を育てる
田尻農園さんとの、
地ものがたり。
天草レモンの里を訪ねて。
2022年6月私たちは
「夏ポテト天草のレモン味」の
完成品をお届けするために
熊本県天草市で柑橘を育てる
田尻農園さんに会いに行きました。
大小120の島々からなる天草は熊本県南西部に位置し、イルカウォッチングや日本最大級の肉食恐竜の化石が発見された恐竜の島、南蛮文化やキリシタンの歴史を伝える施設などがあり、自然と文化に育まれたまちです。おいしい海の幸も、山の幸も豊富です。
天草では玄関先にしめ縄を一年中飾っているお家がちらほら。禁教下にキリシタンだと疑われないための風習の名残のようです。
田尻農園の田尻哲也さん。先代から農園を引き継ぎ16年。デコポンや和製グレープフルーツと呼ばれる晩柑、ブラッドオレンジ、そして天草レモンを栽培されています。天草レモンは、熊本県天草市の温暖な気候と海からの潮風に育まれたレモンです。香り、風味がよくフレッシュさを感じさせてくれるのが特長です。
天草レモンづくりについて教えていただきました。
「レモンづくりで大切なのは、木自体を健康に育てていくための剪定です。主に春に作業します。そこからは虫がつかないようするための木の周りの草刈り。そして、気をつけなければいけないのは風です。レモンはバラ科の植物ですからトゲがあります。風が強いとトゲがレモンを傷つけてしまいます。そうならないように、トゲを切るんです。そして乾燥ですね。夏場に乾燥が続くと、レモンは大きくなれません。」
レモンって実は年に3回も花が咲くって、
みなさん知ってましたか?
「作っていて楽しい品種ですね。
だって、かわいいじゃないですか。」
と田尻さん。
天草レモンの木のまわりで試食していただきました。「とっても夏の味がします!」「レモンの香りがいいですね」と好評価をいただき一安心です。田尻さんが可愛がりながら育てていただいた天草レモン。夏にぴったりな味わいを作り出すことができました。
別の場所に移動し、ハウス栽培されているデコポンも見学してきました。大きくなると枝が折れてしまうことがあるそうで、なんと1個1個をビニールテープで吊っています。この作業は終わるまで2ヶ月間かかるとのこと。
Information
2022年6月取材
夏ポテト×天草レモン
夏ポテト 天草のレモン味
初夏に九州から収穫が始まるみずみずしい夏の新じゃがを使用し、厚切り波なみカットのさっくり軽い食感が楽しめます。味付けは天草のレモンを使用し、隠し味に生姜※とブラックペッパーを入れた夏にぴったりの爽やかな味わいです。
※ジンジャーパウダーとして
商品担当者より
カルビー株式会社 舟橋 桃代