地ものがたり
#05
福岡県太宰府
福岡農業高校と
一緒に歩んだ10周年。
太宰府の梅と、
高校生のみなさんと。
太宰府市産の梅を100%使用して、
福岡農業高校のみなさんと
共同開発している、
受験生を応援する
ポテトチップスをご紹介します。
太宰府市は、福岡県中西部の筑紫地域に位置する市です。学問の神様、菅原道真公の御神霊をお祀りしている「太宰府天満宮」がある地としても有名で、毎年1000万人余りもの観光客が訪れる国際観光都市でもあります。
太宰府市は「令和ゆかりの地」としても話題になりました。その所以は元号「令和」が、1300年の時空を超え、天平の世に大伴旅人が大宰府の地で梅花の宴を催した際に詠まれた歌を収めた万葉集から生まれたことにあります。
そして太宰府市では令和3年度から史跡地で収穫した梅を活用し、スイーツやご当地グルメなどに仕立て上げ、新たな地場みやげ産業として振興していく「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト」を推進しています。
福岡県立福岡農業高等学校食品科学科梅研究班も「太宰府の梅を使って地域を盛り上げたい」との想いからこのプロジェクトに参加しており、梅の収穫から、さまざまな企業と連携した梅製品の開発まで行っています。
同校は、太宰府の梅を使った商品を多数開発する傍ら、カルビーの地域に根差した商品開発の取り組みを知り、2012年12月、カルビー九州支店にコラボレーションを提案しました。
“地元の梅を使用した商品で、受験生を応援したい”という双方の想いが合致し、2013年度から毎年、同校とカルビーとの共同開発で「ポテトチップス合格する梅」シリーズを毎年発売しています。
カルビー社員が福岡農業高校で、商品開発の授業を年に約10回程行っています。授業を通じ、生徒たちは、味のアイデア出し、味名決定、商品コンセプトを作成し、最終的な、中身の製品やパッケージを決めていきます。
*2020年からは新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業が主体になっています。
原材料の梅肉パウダーの梅肉は、太宰府市内で実った梅を福岡農業高校の生徒が収穫し、高校でペーストに加工したものを使用しています。
「大宰府の梅」のおいしさと高校生のみなさんの想いが詰まった「ポテトチップス合格する梅」です。
班長の声
小林 乃愛(こばやし のあ)さん
福岡農業高校 3年 食品科学科 梅研究班
今年も私たち梅研究班はカルビーさんとの共同開発という貴重な機会をいただきポテトチップス合格する梅を完成させる事が出来ました。今年は10作品目の商品ということもあり感謝の気持ちをこめて製作させていただきました。活動の中で、意見がぶつかり合うこともありましたがたくさんの方々にアドバイスをいただきながらより良い商品を作り上げるため話し合いを重ねた結果、幅広い年代に好まれる味に仕上げることができたと思います。今年も私たちが作った商品が多くの受験生やその家族、応援してくださる方々の手元に届くよう販売を精一杯頑張りたいと思います。味には自信を持っておりますので、これまでで一番の売り上げを目指したいと思います。
今年の商品
やる気梅ぞう!
カルビで受カルビーム!
「太宰府の梅」の香りと酸味にカルビの旨味が効いて、受験勉強の合間の間食にピッタリです。
商品担当の声
カルビー株式会社 三井 剛