仙台市の畑から ~植え付け編~

こんにちは!
植え付け作業も徐々に北上し、いよいよ東北までやってきました。今回は宮城県 仙台市の様子をお届けします。


東北地方は、収穫時期が7月から8月であるため、じゃがいものメイン産地である九州(5月)、関東(6~7月)、北海道(8月~10月)の間をつなぐ重要な役割として、カルビーグループでも注目しているエリアです。

特に宮城県は、県庁が加工用じゃがいもを重要品目として位置づけており、カルビーポテトと合同でその年に優秀な成績を収められた生産者を表彰する「生産者大会」も毎年開催しています。

今回は、昨年の「生産者大会」でも表彰された「福鶴ファーム」さんに今年の植え付け状況や宮城県での栽培についてお話をお伺いしました。

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-今年の植え付け状況はいかがですか?
4月10日から作業を始めたのですが、雨が降ったり止んだりで万全の状態で作業をできる日がなかなかなく、今で65%ぐらいですかね。(4/15時点)

↓植え付け作業の様子


-宮城県の産地の特長はありますか?
宮城県はお米の産地として有名なので、コメと他の作物の栽培をやっている方が多いです。わたしたちもコメの栽培をしていた田んぼを、加工用じゃがいもの畑に転換したりしています。

-コメとじゃがいもの栽培スケジュールが被ることはないのですか?
今だと、4月末までにじゃがいもの植え付けを終わらせて、そのあとにコメの植え付けが始まる予定です。収穫時期でいうと、宮城県トップバッターの岩沼市、仙台市が7月中旬、石巻市、登米市が7月下旬頃、コメは9月下旬なので、スケジュール的には両立しやすいです。

-水田から畑に転換するのはよくあることなのですか?
そもそもじゃがいもは水分が少ない環境を好むので、水田に植えるコメとは真逆の環境といった意味ではハードルが高いことをやっていると思います。でも水田として利用していた分、雨が降っても水はけが良いのは優れていると思います。

-じゃがいも栽培は手間ひまがかかると言われていますが、実際にやってみていかがでしょう?
カルビーポテトとは2022年から契約を始めて、じゃがいも栽培は3年目になりますが、全く苦には感じていないですね。周りの農家から「コメに比べるとやることが多いんじゃない?」とも言われますが、じゃがいもは栽培面積も大きく、北海道のノウハウを利用しながら機械を使って植え付けも収穫もできるので、手間ひまがかかるという印象は少ないです。他野菜の栽培もやっていて、そっちの大変さを知っているということも大きいかもしれないですけどね。(笑)

-今後、宮城県での加工用じゃがいも面積の拡大は期待できると思いますか?
わたしたちも当初1haからスタートして、現在7haまで順調に拡大しています。なので、宮城県での面積拡大は大いに期待できると思います。

↓植え付け前の畑 <before>

↓植え付け後の畑 <after>


取材にご協力いただきありがとうございました。
6月初旬の開花を心待ちにしています!

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