じゃがいもへの
こだわり

カルビーグループの年間の国内ばれいしょ
調達量は
約35.2万トン(2023年3月期)。
これは国内ばれいしょ生産量の約18%に
あたります。
ばれいしょのプロフェッショナルである
カルビーグループは
様々な用途に合わせた
品種から商品を生産しています。

ポテトチップスになる
じゃがいもたち

  • トヨシロ

    揚げあがりの色が白く、目が浅いので加工用じゃがいもの主力かつベテラン品種。

  • スノーデン

    カルビーポテトが海外から導入した品種です。長期貯蔵後も、揚げあがりの色がきれいなので、主に1~5月頃、長く長く使用されます。

  • きたひめ

    土に潜む「ジャガイモシストセンチュウ」に強く、長い貯蔵でも、揚げあがりの色が良く、スノーデンとともに「長持ちする品種」の代表です。

  • ぽろしり

    カルビーポテト初の自社開発品種です。病気に強く、味も良いので生産者に人気の品種になりました。どんどん広めたい、期待の星です。

  • スノーマーチ

    「ジャガイモシストセンチュウ」「そうか病」に強いため、安心して栽培できます。目が浅く、味も良いので加工用・家庭用ともに向いています。

  • オホーツクチップ

    「ジャガイモシストセンチュウ」に強く、早い生育で揚げあがりの色も良く、ポテトチップス向き。北海道以外の産地でも生産者から人気です。

  • ゆきふたば

    自社開発2つ目の品種。沢山採れて、長期貯蔵向き。1年中北海道のじゃがいもでポテトチップスも夢ではない、今後が楽しみな品種です。

  • アンドーバー

    中早生の品種でカルビーの使うじゃがいも全体の中では中盤に収穫されます。揚げ色がいいのが特長です。

カルビーグループにいる
各分野のスペシャリスト

契約生産者とフィールドマンが二人三脚で生産した
じゃがいもをおいしいポテトチップスにするために、
さまざまなな分野で活躍するスペシャリストたちがいます。

“カルビーの商品は日本全国で販売していますので、大量の商品を作らなければいけません。もちろんですが、それを全て同じ品質で作る必要があります。ポテトチップスは、ほとんど洗って、切って、揚げて味付けするだけのシンプルな商品です。ということは、素材であるじゃがいもによってかなり左右されてしまいます。いつ、どこで買ってもお客様が求める商品であることを維持するには、お客様が気づかないくらい高いレベルで品質を保たなければいけないのです。畑によっても異なる原料を、その高い品質の商品を作るために時期や品種、状態を把握して工場に届けることは簡単ではありません。”
(カルビーポテト株式会社 馬鈴薯事業本部 
本部長 川崎 滋生さん)

“夏ポテトは、九州から収穫が始まる日本各地の新じゃがを使用しています。その中でも本州の新じゃがは北海道と違い梅雨があるので、ある程度熟したらなるべく早く収穫をします。ですので、皮も薄くなり、とてもみずみずしい。その特性も生かされるのが、厚切り波なみカットであり、味つけです。さわやかな、さっくり軽い夏の新じゃがを楽しんでいただけます。”
(カルビー株式会社 馬鈴薯調達担当 
山谷 俊裕さん)

“カルビーで使用しているばれいしょの特徴は、貯蔵中にブドウ糖・果糖の含量があまり増えないこと。それで、油で揚げても焦げにくい商品を作ることができます。その中でもトヨシロ、スノーデン、きたひめ、アンドーバー、オホーツクチップ、そして自社開発したぽろしり等がありますが、それぞれ栽培する場所の特性や契約生産者さんの畑の予定に合わせて使い分けをします。一方で商品を作る側としては、貯蔵の期間、そして商品の特徴に合わせてどの品種を使うかを決めるのです。”
(カルビーポテト株式会社 馬鈴薯事業本部 
馬鈴薯研究所 森 元幸さん)

※場所や会社名、肩書、写真などは取材当時のものです。

JYAGAIMO ENO KODAWARI
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