北海道の大地でじゃがいもと向き合う新人フィールドマンが知った、やりがいとは?[1]
今回は特別取材編でお届けいたします!
カルビーとカルビーポテト(カルビーの原料部門が独立)では、「ポテトチップス」や「じゃがりこ」などの原料となる美味しいじゃがいもを育てるために、多くの契約農家さん(生産者)と連携しています。その橋渡し役が「フィールドマン」と呼ばれ、豊かな土づくりやじゃがいもの研究、栽培に関するアドバイス、じゃがいもの貯蔵管理などを行っているんです。
そんな「フィールドマン」の卵が、今年もまたカルビーポテトに入社してきました。
「じゃがいもDialy」では、笑顔が素敵な新入社員フィールドマンの中神志穂さんに密着!
じゃがいもと一緒にたくましく成長している姿を、3回に分けてレポートします!
取材・文/大橋博之
撮影/河野英喜
———————
8カ月も続く研修期間で、ようやく一人前に
──カルビーポテトへの志望動機は、なんですか?
中神志穂:大学では日本酒を作る酵母菌の研究をしていました。だから、研究室で顕微鏡を覗く毎日。
「それがどうしてじゃがいもに?」と言うと、生産者さんと直接関わる仕事がしたかったから、というのが動機です。そして、カルビーポテトには生産者さんと一緒になってモノ作りをするフィールドマンという仕事がある、と聞いて、就職活動中にすごく興味がわいたんです!
↑カルビーポテト更別貯蔵庫。収穫した美味しいじゃがいもは、この中で最適な温度・湿度・明るさに守られて、適切に出荷されるのを待っています
入社式は北海道の帯広にある本社でした。
でも、それからすぐに東京~帯広~鹿児島~宇都宮~函館と南から北へ、全国各地で研修。
4月に入社して約5カ月経った9月の初めに、この帯広地区に仮配属されました。
このあと研修期間は11月まで続きます。だから、研修期間はおよそ全部で8カ月。研修期間がこんなに長くてびっくりしましたが、じゃがいものことはまったく知らなかったので、とても勉強になっています。
じゃがいもはとても繊細な植物だと知った
──研修では全国をまわってきたんですね!
中神:鹿児島から北海道までさまざまなじゃがいもを扱ってきました。土地によってじゃがいもって違うんですよ。鹿児島のじゃがいもは早めに収穫するので、北海道より少し小さい。そして宇都宮工場は関東と東北が管轄エリアなので、数多くのじゃがいもを扱うことができました。おかげで今では、じゃがいもを見るだけでどこが産地かはわかるように(笑)。
一番勉強になったのは最初に赴いた鹿児島ですね。いろんな事を新鮮な気持ちで知ることができたのでよかったです。それに、生産者の方と一緒にご飯を食べて交流を持てたことも、とても楽しい思い出です。
鹿児島で品質検査を担当したとき、『じゃがいもはなんて繊細な植物なんだ!』と思いました。すぐに病気になっちゃうし、落とすと打撲と言ってコルク化(細胞壁が厚くなること)してしまう。
私は『じゃがいもは硬いもの』とイメージしていたので、こんなに繊細だとは思っていませんでした。でも、実際はとても大切に扱ってあげないといけないんだと知って、驚きました。
↑中神さんが恥ずかしがりながらもこっそり見せてくれたメモ帳。このページ以外にも、気づいたことや学んだことがビッシリ!
その頃から先輩方の仕事の仕方や専門知識を書き込むためのメモ帳を持ち歩くようにしています。そのメモ帳も3冊になりました。
また、じゃがいもの貯蔵倉庫は暗いので、中に入るのにハンドライトは必需品。それらを入れられるウエストポーチも重宝しています。
↑中神さんがいつも持ち歩いているフィールドマン七つ道具。ヘルメットのかすかな汚れが、熱心な研修生活を物語っています!
———————
→ 次回に続きます!
コメント(7)
ありがとうございます。
はい、じゃがいもをフライしたのがポテトチップスですので、
まさに、じゃがいものおいしさは ポテトチップスのおいしさ、ですね!
コメントありがとうございます。
きっと中神もこのコメントを読んでいることと思います!
これからも、カルビーならではのじゃがいも情報をお届けしたいと思います。
お陰様で、60本塁打に向けて弾みがつきました。
有難う。
コメントを投稿する