帯広畜産大学「松尾記念温室棟」


↑温室の中で。左からカルビーポテト馬鈴薯担当川崎、特任教授の保坂先生、實友先生。
 

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北海道帯広市にある、帯広畜産大学。
その広大なキャンパスの中に、カルビー3代目社長松尾雅彦が私財で寄贈した「松尾記念温室棟」があります。
 
今回、カルビー社内でもあまり知られていない「松尾記念温室棟」の写真を入手したので、その様子をお届けします!

近くにはじゃがいも専門のグループ会社カルビーポテトの本社もあり、他の企業と一緒にカルビーグループも産学連携の寄附講座などを行っています。
そのあたりのお話は、また後日ご紹介いたします!
 

↓大学パンフレットに掲載されている温室棟の全体。中央の研究室を挟んで両側に温室が。手前は試験用の圃場が広がります。

 

↓12月の撮影にも関わらず、じゃがいもの花が咲いています!

 

↓やはり12月。入口付近の屋根に“つらら”が。

 

↓3代目社長 松尾雅彦のパネル。

 
 バレイショ農家との契約栽培による、農工一体の原料調達加工体制を確立し、我が国のポテトチップスビジネスを確立・拡大、またスナック菓子市場全体の牽引にも寄与した。さらに1988年にはシリアル市場にも参入し、現在の市場の礎を築いた。
 農業者とバレイショ関連産業が互酬の精神に基づいて持続的発展を進めるためには、画期的な品種の育成が重要であると認識した。そのためにバレイショ遺伝資源の活用が望まれ、その研究拠点として帯広畜産大学に寄附講座「バレイショ遺伝資源開発学講座」の設立(2013年4月)を主導した。
 「松尾記念温室棟」は、同講座の研究活動を支援するために私財を投じて建てられたもので、父である松尾孝氏を記念して命名され2013年10月に帯広畜産大学に寄附された。
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↓創業者 松尾孝のパネル。

 
 南は鹿児島の新産地形成に成果を挙げ、全国各地で馬鈴薯の作付けを奨励し、北海道に先進地である米国から貯蔵技術を導入して、通年安定供給を確立した。
 各種の品種の適性を試みたが、とりわけ、「トヨシロ」が品種に登録されるといち早く拡大に奔走し、ポテトチップ事業を成功に導いた。晩年に自前の研究室をつくり開発した「じゃがポックル」は、国内に止まらず広く世界に顧客を創造した。
 農業関係者との友好を大事にしてJAとも深い協力関係を構築した。(2013年10月 松尾雅彦記す)
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私たち従業員も胸に刻み、お客様においしいスナックをお届けしたいと思います!

コメント(2)

  • 投稿者 | 赤いバラ
    是非とも、北海道に行ったらのぞかせてもらいたいものです。
    子供が学生だったときは、家を朝の一番電車にのり日帰りで札幌までが多く、足が延ばせなかったので、行ってみたいです。
    私財を投じて、がすてきです!!
  • 投稿者 | 植木
    じゃがいもの花 可愛いですね。

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