北海道のじゃがいもで作るポテトチップスが美味しい、3つの秘密[1]
特別取材編でお届けいたします!
↑早朝からの収穫作業に向かう、生産者の増地さん。明るい笑顔に取材陣も癒されます
9月中旬の北海道帯広市。日高山脈に囲まれた広大な土地に広がる、じゃがいも畑。
「じゃがいもDiary」はじゃがいもの収穫真っ最中の現場に、取材に行ってきました!
美味しいじゃがいもを作り続ける生産者と、そんな生産者に寄り添うフィールドマン。
お互い、品質の良いじゃがいもを作るために日々コミュニケーションをとっています。
収穫の真っ盛りで大忙しな生産者に代わって、フィールドマン歴20年のカルビーポテト 馬鈴薯事業本部 白井亮一さんに、「美味しいじゃがいもを作る秘密」について3回に分けてたっぷり語ってもらいました!
取材・文/大橋博之
撮影/河野英喜
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〈秘密その1〉生産者の並々ならぬ努力が、じゃがいもを美味しくしているんです!
↑お話を伺った、カルビーポテトのベテランフィールドマン、白井亮一さん
「じゃがいも生産者のみなさんって、とても勉強熱心なんです。
『こんなこと知ってる?』って聞かれて
『えっ、知らないです』って答えて、笑われてしまうことも」。
と教えてくれたのは、カルビーポテト 十勝馬鈴薯事業部部長でもあり、フィールドマンを20年続けてきた白井亮一さん。
「だから、最新の情報収集を怠らない努力を、日々続けています」。
↑収穫用機械ハーベスターについて、生産者の方との情報交換もフィールドマンの大事な仕事
「私たちフィールドマンという仕事は、じゃがいもの集出荷、品質管理、入出庫にかかわる作業、貯蔵管理、生産者との取引業務など、生産者と工場の間に立って美味しいじゃがいもを作るサポートという、大事な仕事です」(白井さん)。
白井さんはフィールドマンを20年やってきて、思うことがあるそうです。
「じゃがいもの品質が、劇的に良くなりました。それは北海道の厳しい自然や、じゃがいもの病気などにもめげずに頑張ってくれた、生産者のみなさんの並々ならぬ努力のおかげなんです」。
↑雄大な日高山脈に囲まれたじゃがいも畑を、収穫用機械のハーベスターが進む
最近は、テクノロジーも積極的に活用しているそう。
「トラクターにはGPSが搭載されていて、栽培や収穫時に効率的な作業を行えるようになっています」(白井さん)。
これまでは代々、伝承され受け継がれてきた経験や勘などの農作業のノウハウが、生産者の負担軽減と農作業の効率化アップのために、どんどんテクノロジーに置き換えられているんですね!
↑耕作機械や収穫機械には高精度のGPSが搭載。まるで定規を使って引いたような直線のように、耕作や収穫することが可能
「これからのフィールドマンは生産者と共にもっと進化していかなければなりません。今も生産者の方には出荷実績や、畑の情報をデータ化してアドバイスさせていただいていますが、もっとデータの分析精度を上げて、生産者の皆さんの役に立つようになりたいですね!」(白井さん)。
また「もっと生産者の負担を減らすような情報を、提供していく必要がある」と熱く語る白井さん。
そんな生産者やフィールドマンの努力に、その先にいるお客様を向いた誠実さを、見ることができました。
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