宮崎県児湯(こゆ)地区より ~じゃがいもの収穫~

2024.06.17 #宮崎 #収穫
みなさんこんにちは!
先日、北海道での植え付けを報告いたしましたが、九州ではすでにじゃがいもの収穫が始まっています。
今回は、じゃがいもDiaryでも取り上げるのが初めての宮崎県新富町にお邪魔してきました。

        

実は、取材前からずっと心配していた雨。取材日前日に雨が降ったものの、なんとか雨も上がり、「収穫作業やるよ!」ということで、鹿児島支所のフィールドマン渚さんに同行させていただきました。
じゃがいもというと、北海道のイメージが強いですが、ここ宮崎県でもポテトチップスの原料となるじゃがいもが栽培されているんです。

宮崎市から車で約50分。今回、取材にご協力くださった株式会社児湯米商農産の石崎克俊さんのもとへ。石崎さんとカルビーポテトとのお付き合いは、先代から数えると30年を超えるとのこと。長年にわたり本当にありがとうございます。

宮崎県の産地の魅力としては「早い時期に植え付けができて、早い時期に出荷ができること!」とのことで、この日も「梅雨がはじまる前までにはすべて終わらせなきゃね」と皆さんで協力し合いながら作業を進めていらっしゃいました。

取材当日、お伺いした畑では、「オホーツクチップ」という品種の収穫作業を行っていました。


宮崎県では、マルチ栽培が主流となっています。畦(うね)をポリフィルムやビニールフィルムで覆うことで、地温の確保、雑草の発生を抑制、土中の水分量を抑える役割を果たしてくれます。

石崎さんが管理されている畑では、「生分解性マルチフィルム」を使用されており、通常は、収穫前にマルチフィルムをはがしてからじゃがいもを収穫しますが、この「生分解性マルチフィルム」は、土壌中の微生物により土に分解されるため、フィルムをはがす必要がなく収穫作業を行うことができます。環境にもやさしく、マルチフィルムをはがす作業を省くことができるため、効率化にもつながります。


話は少し戻り、ポテトハーベスターを使って、じゃがいもを掘り上げていきます。掘り上げたじゃがいもは機械の後ろにある水車のように動く輪にはいり、上へと運ばれます。


上へ運ばれたじゃがいもは、後ろから前へと流れていき、ここで生産者さんの手によって、土塊や小さなじゃがいもなどが取り除かれます。


ハーベスターで選別されたじゃがいもは、傷つけないようにゆっくり慎重にコンテナへ入れていきます。


コンテナに入ったじゃがいもから、基準を満たさない品質のものを見つけた場合は、鎌やお手製のすくい器を使って取り除きます。ポテトチップスに適した品質のじゃがいもをお届けするために、収穫の段階から丁寧に選別してくださっているのですね。


とれたてほやほやのきれいなじゃがいもたち。


石崎さんのお話では、今年は、1・2月の植え付け期は晴天に恵まれ順調だったものの、3・4月に霜が降りたことや晴れの日が数日しかなかったため、例年よりじゃがいもが少し小さいとのこと。大切に育ててくださっているからこそ、じゃがいもの品質にはとてもこだわっていらっしゃいました。

ちなみに、“宮崎県で育てられない作物はない”と言われるほど様々な作物が栽培されている宮崎県ですが、石崎さんの畑でもじゃがいも以外にさつまいもや大根も作られているそう。
その中でも特に気候に左右されやすかったり、打撲に弱かったりするじゃがいもは育てるのが難しいのだとか。

「いい品質のじゃがいもをいいタイミングで出荷することにこだわっている」と語る石崎さんは、たとえ難しいとされるじゃがいもに対してもどこまでも真摯に向き合ってくださっているということが伝わってきました。生産者のみなさまが大切に育ててくださったじゃがいも、大切に使わせていただきます!


今後は、7戸の生産者さんをまとめられている立場として「次の若い世代へ栽培技術を継承しつつも、新しいことにはどんどんチャレンジしていきたい」とのこと。


収穫もラストスパート!無理なくがんばってください!

取材にご協力いただきました石崎さん、生産者のみなさま、フィールドマンの渚さんありがとうございました。


もうすぐ皆さまのお手元にも宮崎県産のじゃがいもを使ったポテトチップスが届くはずですのでお楽しみに!

コメント(2)

  • 投稿者 | ヒマワリ
    カルビーポテトチップスは、いつも買わせて頂いてます。子どもも美味しいと言って食べてます。これからも美味しいじゃがいも楽しみにしてます。
  • 投稿者 | うううううう
    めっちゃうまい夏のやつ最高

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