[北海道じゃがいも産地] 豊頃町-豊頃支所
カルビーが国内調達するじゃがいもの約80%*が北海道産。
ひとくくりに“北海道”といっても、その面積は日本の2割強を占める広大な大地、それぞれその地域で気候や特徴が異なります。“じゃがいもの拠点”であるカルビーポテトの支所は北海道内だけで16の地域に構えています。(*2020年実績)
*本地図は北海道の一般的な4区分(道央・道東・道北・道南)を元にじゃがいも産地紹介用作成したものです。
今回は取材した各支所のフィールドマンに、じゃがいもの産地の視点からその土地の特徴や支所の仕事など、教えてもらいました!
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本日ご紹介するのは、日本の穀倉地帯、道東・十勝平野にある4つの支所のうち、豊頃町にある豊頃支所です。『じゃがいもDiary』でも初取材の地、豊頃についてもお届けします!(取材日:2022年7月中旬)
ーこんにちは!豊頃支所のこと、教えてください!
豊頃支所を担当してから4年目になります。フィールドマンは自分も含め2名。その他のスタッフいれて8名の支所です。
豊頃町は帯広市と10kmも離れていない十勝平野の海岸に面した町です。豊頃町には「ハルニレの木」という樹齢150年ほどもある町のシンボルの有名な木があって、その近くに豊頃支所があるんですよ。すぐ隣には上空から見ると、北海道の形に見えるという「佐々田沼」もあります。
十勝平野といっても、町の北側は十勝川に沿った平地ですが南側はほぼ豊頃丘陵で自然豊かな町です。
↓隣の敷地も広々!「ハルニレの木」はここから1㎞ほどのところにあるそうです。撮影できず残念!“豊頃町,ハルニレの木”でWEB検索してみてくださいね!
▼小泉さんから「ハルニレの木の写真送ります!」と送っていただきました!(2022/8/26追記)
まだ葉が芽吹く前の姿です。調べるとハルニレは湿潤で肥沃な土地をこのむそうです。この地で大きくなったのがわかります。
ー自然豊かな町なんですね。じゃがいも栽培に関してはどんな特徴があるのですか?
そうですね、豊頃支所では、北側に隣接する浦幌町、池田町、そして豊頃町の契約生産者さん約50軒を担当しています。道内でも5-6番目の収穫量です。
帯広と離れていませんが、海が近いせいか冷涼で実際気温が2~3度違います。海霧が出やすいのも特徴で、過度な湿気はじゃがいもの病気や腐れなどのリスクがあるので畑の管理が大切です。
水はけにも気を遣うので「水との闘い」といってもいいかもしれません。その他、酪農、漁業、林業も盛んですね。
ー大きな倉庫は収穫量があるからなのですね!
ひとつは「52年倉庫」と呼んでいるバラ倉庫(*)では現存するカルビーポテトの倉庫で2番目に古いんです。古くからカルビーとお付き合いいただいている産地です。もうひとつは農協さんの倉庫です。バラ倉庫、行ってみますか?
(*)=じゃがいもをコンテナ(金属製の大きなカゴ)でなく、そのまま(バラのまま)庫内にバラ積み上げ保管する倉庫の呼称。
↓バラ積みに使うベルトコンベアーも倉庫の脇で待機。
↓収穫用のじゃがいもを入れる大きな荷台が並びます。いたるところで収穫に向けた準備が進んでいます。
↓広い敷地を歩いて倉庫の裏手に進みます。
↓どんどん進み、裏手へ。隣地の緑が眩しいです。
↓倉庫の一番手前の庫内。ポテトチップス商品担当者も初めて入ったそうです。「あの辺りまでじゃがいもが積み上がります」と半分より上を指さす小泉さん。じゃがいもの山ですね!
↓9月の収穫に向けて、メンテナンス中。
ー今年の豊頃支所のじゃがいもの出来はどんな感じですか?
まずまずですよ!実は、北海道全体で干ばつ気味だった昨年(2021年)も、水分の多い土地や気候のお陰でこの辺りは質も量も非常に良かったんですよ。昔から「干ばつに強い」と言われている理由を実感しました。反対に数年前の台風被害の際には大きな被害を受けた地域でもあります。本当に水とどう付き合っていくかが重要な地域です。
↓農家さんとのコミュニケーションで心掛けているのは「役に立ちたいという思いです。カルビーポテトだけよければ良いではなく農家さんのためになることをしていきたい」と小泉さん。
↓受け入れ態勢を整え、収穫まであと少し!
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豊頃産じゃがいものポテトチップスに出会えますように!
無事の収穫を祈るばかりです!
~おまけ~
豊頃の観光名所といえば「ジュエリーアイス」が外せません!
記憶を辿ると、、、『じゃがいもDiary』でもご紹介していました!この時の写真のこの場所が、ここ豊頃町だったのですね!
↓URLまたは画像をクリックでどうぞ♪↓
今日の空フォト ~豊頃町~
コメント(3)
雄大な北海道だからこその風景ですね。
収穫機のメンテナンスも十分にされてどきどきわくわくの収穫作業が始まりますね。
干ばつに強いというのは本当に利点ですね。
台風が気になるところですがどうぞ無事に通過して頂きたいですね。
フィールドマンさんはじめスタッフの皆さま生産者は皆さまご健康に留意されて長いシーズンを乗り越えて下さいね♪♪
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