ポテトチップスになるまで ~その5~
本シリーズでは、“ポテトチップスになるまで”に存在する知られざるカルビーグループの仕事を紹介しています。
-こんにちは。今日は「じゃがいもDiary」の取材でお邪魔しました。
↓あらためまして、カルビーポテトの五十嵐です!
-たくさん貯蔵庫が並んでるんですね。
↓はい、貯蔵庫全体では、新品種開発用に約3,000種ぐらいのじゃがいもが入ってます。でももう、この貯蔵庫は空なんですよ。あれ?1個残ってた(笑)
-3,000種も!具体的に貯蔵の研究ってどんなことするのですか?
↓例えば、新品種用のじゃがいもが、それぞれどんな温度帯での貯蔵が適しているかなどを調べています。実際この1つの貯蔵庫には同じ環境・条件で約40種類のじゃがいもを貯蔵していました。
-温度帯…ですか。確か芽が出ないように一定の低温で貯蔵すると聞いたんですが…。
↓そうです。通常の商品に使うじゃがいもは一定の温度で貯蔵しますが、「馬鈴薯研究所」では未来の新品種のためのテストなので、いくつかの温度で貯蔵の適正や糖度などを調べるんです。
-なるほど…だから芽の出ている じゃがいもがあるんですね。
↓はい、高めの温度帯の貯蔵庫のじゃがいもは芽が出ますね。
-これは貯蔵庫から出してテストを待つ未来の新品種ですね。今日は何種類ぐらいテストするのですか?
↓テストは1日だいたい40種ぐらいまとめて実施します。
-揚げていると、やっぱりおいしそうですね!?
↓そうですね。基本的に商品のポテトチップスと同じ工程なので。
-揚げ色が違いますね。
↓これ、全部同じ条件で貯蔵した別の品種ですよ。やっぱり違うもんなんですよ。
-この手袋と札は何に使うんですか?
↓フライのテストとあわせて糖度も測るので、手を切らない用の手袋と検査札です。
-じゃがいもに関すること、これからも教えてください!
↓はい、いいニュースをお届けできるように頑張ります。
糖度の検査はこちらで紹介しています!
ポテトチップスになるまで ~その2~→
その他
馬鈴薯研究所関連の記事はこちらから!
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今後もポテトチップスになるまでの知られざるお仕事を紹介していきます!
お楽しみに♪
コメント(4)
昨年のほろしりプロジェクトの卵のような感じかな・・・また美味しいじゃがいもが生まれると良いですね。
同じ条件で揚げられたじゃがいもがポテチになり揚げ色も形も違ってる。普通のポテチタイプやスライス芋けんぴの様に平ら状な物、堅あげポテトの様に見える物種類によって違うんですね。この中で食感・風味旨味等ポテチに合うじゃがいもの成分分析や実際に人の味覚でのテストに合格して私たちの口に入る新商品が作られていくのですね。
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