馬鈴薯専門官のお仕事
前回の→ [ポテト丸、広島港につきました!] で、ポテト丸やじゃがいもの貯蔵などを案内してくれた、カルビー広島工場、初の女性馬鈴薯専門官、畑部さんにインタビューしました。
-「馬鈴薯専門官」とは…どんなお仕事なのですか?
はい、馬鈴薯専門官はカルビー社内での呼称で、ポテトチップスの原料の馬鈴薯を担当する仕事です。
*ポテトチップスの原料が馬鈴薯であることから、過去に“原料専門官”と呼称していたことも。現在は“馬鈴薯専門官”の呼称を使っています。
-資格があるんですか? 具体的にはどんなお仕事内容なんですか?
資格ではなく、各工場に一人、任命されます。
具体的には…広島工場は港に隣接しているので、船での輸送の受け入れや、倉庫での貯蔵管理、生産者さんとのやり取りもあります。
-仕事の範囲が広いですが、たいへんだったり、やりがいのある点はありますか?
チームは私の指導役で鹿児島工場と広島工場の馬鈴薯を見ている梛木さん、工場見学担当と兼務の中山さん、私を含めて3名です。
↓写真左:中山さんと倉庫脇の事務所スペースにて。
たいへんなのは…船の入港が天候に左右されるので、その調整が直前まで確定しないこと。じゃがいもの在庫も常に気を揉んでいます。受け入れしたじゃがいもの状況にあわせて荷下ろしするのも気を使います。
やりがいは…これまで前任者と一緒にやっていたのですが、2019年4月から主担当になって正直いっぱいいっぱいで…。でも北海道の産地に伺って生産者さんと直接お会いしたり、こちらの倉庫の様子をフィードバックしたりする時、感じているかもしれません。
↓ボードにはポテト丸と双葉丸の入港予定が。この2隻が十勝港~広島港~鹿児島港を運行しています。
↓あまり船の上まで登ることはないのですが、、、と案内してくれた6階相当のデッキから。写真右手の大きな倉庫にじゃがいもが入ります。
↓この日入った分をあわせると、1400トンほどのじゃがいもが眠る貯蔵倉庫。広島工場では1日約120~130トンのじゃがいもを使うそうです。あんなに運ばれてきたのに、それでも約10日分!
↓生産者さんが作ってくれたじゃがいもを腐らせないよう、輸送中の船の温度確認や、どのじゃがいもから使うかなども仕事のひとつ。
↓“馬鈴薯専門官”必携の道具!温度計とCO2測定器。
↓好きなカルビー製品は?の質問に「普段はじゃがりこが好きでよく食べます!…ポテトチップスは食べると仕事モードになってしまって。つい、じゃがいもの味を確かめながら食べてしまうので…うすしお味が好きかな」とのこと。
-お客様にメッセージをお願いします!
そうですね…おいしくポテトチップスを食べていただけたら嬉しいです!
小柄ながらフォークリフトも操る畑部さん。
言葉を選んで、とつとつとお話してくださる姿に、ブレない骨太さを感じました。
前回の記事でもお仕事紹介しています→ [ポテト丸、広島港につきました!]
ぜひご覧ください!
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→次回は、この倉庫から運ばれるじゃがいもがポテトチップスになるまでを追いかけました!お楽しみに♪
広島西工場、ポテトチップス製造ラインに潜入![1]
コメント(4)
船の入港が天候に左右されるので、とありますが、時化などを指しているのでしょうか?畑部さんの続報を待ち望みます。
そして畑部さんが可愛い
のね。
美味しいポテチをありがとうね☆
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