じゃがいもの「目」に秘密あり？！

●12/15投稿のじゃがいもに「目」があるってホント？では、
一見、バラバラに散らばっているように見える「目」が、片側に集まっていることをお伝えしました。

そして、その片側に集まる「目」にも、何やら秘密があるようで…。

では、片側に集まった「目」をじっくり見てみましょう！


閃きましたか？！
　
どうやら「目」と「目」の並び方にはある規則性があるようです。
はい、中心の「目」から順番に、約137°の角度で並ぶのだそうです。
　
どれどれ…わぁ、ホントです！
真ん中の緑色の●から(1)まで、●から(2)まで、をそれぞれ線を引き、その角度を測ると…約137°です。
真ん中から近い順に(3)(4)(5)(6)も同じく線を引き、角度を測ると…ホントだ、ほぼ 137°！


なぜ137°なのでしょう？
じゃがいもは茎が変化してできた「茎塊」ということは以前にもご紹介しました。→ じゃがいもは根っこじゃないってホント？
植物の茎から葉がでるように、じゃがいもの「目」から出た新芽は葉っぱになります。



もし葉っぱが90°の直角に並んで出たら、下の葉に上の葉が重なって日光を十分に浴びることができないですが、この角度だと、少しずつずれながら並んでいくので、効率よく光を浴びることができるのです！

なるほど…じゃがいもが栄養を蓄えるには、光合成がとても大切…とフィールドマンが言っていましたが、自ら光を最大限浴びれるように「芽」をだす、じゃがいもってスゴイ！植物ってスゴイ！自然ってスゴイ！です。
皆さんも、じゃがいも料理の前に、「目」を探してみませんか？