Masutomi Hirofumi

Masutomi Hirofumi

研究開発本部 研究部
2017年入社
医歯学総合研究科卒

社会貢献につながる、
未知への好奇心と
新たな挑戦

PROFILE

研究開発本部研究部で、フルグラにおける臨床研究を担当する。将来の夢は『カルビー研究所』を設立すること。また『楽しさを科学する施設』もつくりたいという。

01商品の“新しい可能性”を発見する

商品の“新しい可能性”を発見する

研究開発本部研究部には、機能研究課と品質研究課があります。機能研究課では、原料素材の中から、新規化合物の探索や新しい機能性を見出すなどの“評価”をおこなうことに加え、商品に付加価値を付けるための臨床研究に取り組んでいます。一方、品質研究課の役割は、商品の品質検査や各種成分分析、FTIR・X線分析、工場の品質検査法の開発、製品の賞味期限設定など、お客様の安全と安心を担保することです。そんな研究部の中で私が取り組んでいるのは、フルグラの健康イメージを実証するための臨床研究。血圧低下や整腸作用、食後の血糖値抑制、睡眠の改善といったエビデンスを取得しています。また、その他には、未利用資源の有効活用を目的とした基礎研究として、じゃがいもやオーツ麦の新規成分を探索し、皮膚など様々な細胞で新規の機能性を評価しています。
学術的な要素が強かった大学での研究と比べると、企業の研究では商品の付加価値や新規開発を見据えながら、常にお客様を強く意識していることが大きく違う点です。マーケティング部門と話し合い、商品戦略や流行などを考えながら研究提案をしなければなりませんし、求められるスピードも違います。それらを難しいと感じる一方で、その研究のアイデアや成果が、商品開発、売上、お客様の笑顔に繋がっていると実感できた時には、大きなやりがいを感じられます。

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02「やってみる」から始まる、発見がある

「やってみる」から始まる、発見がある

企業の研究職と聞けば「難しい」「試験計画を考えるなんて無理」「学生の時の専門が違うから」と、二の足を踏んでしまう方も大勢いると思います。もちろん、頭で考えることが重要になることもありますが、実際は実験してみないと分からないことの方が多いもの。難しく考える必要はありません。「新しいものを発見したい」「実験が好き」と思える方であれば、きっと楽しめると思います。それに加えて、変化を恐れずに新しいことに挑戦できる人であれば、なおいいですね。世の中の変化は速いですから。
これまでに知られていないことを発見したり、誰もやったことがないことに挑戦したりするのは、難しいですし時間もかかります。しかし、それこそが研究の楽しさそのものではないでしょうか。私はかつて、フルグラに紐付けて“朝食欠食と睡眠に関する研究”をおこない、「普段、朝食を食べていない方に朝食を習慣的に食べてもらうと、睡眠の質が改善する」ということを実証したことがあります。この研究の反響は大きく「実際に改善した」というお声も数多くいただきました。その時に感じた「社会に貢献できた」という充実感は、いまでも忘れることができません。結果はやってみないと分からないですし、たとえ失敗だったとしてもやり切ってみた先にヒントがあるかもしれない。いつか人の役に立つと信じて。未知を拓く研究の醍醐味を、ぜひ一緒に味わっていきましょう。

1DAYSchedule

9:00
出社
10:00
細胞実験
12:00
昼休憩
13:00
マーケティング部門と打合せ
14:00
じゃがいも抽出物の成分分析
16:00
実験計画の作成
17:00
論文作成
18:30
退勤