Takuro Tatsumi

Takuro Tatsumi

海外カンパニー ブランドチーム マネジャー
2015年入社
理学部化学科卒

まだカルビーを
知らない国々へ、
おいしさを伝える

PROFILE

海外カンパニーブランドチームのマネジャー。じゃがりことフルグラのブランディングを担う。将来は海外に赴任し、現地のビジネスを成長させたいと考えている。

01知名度のない国で、いかに商品の価値を伝えるか

知名度のない国で、いかに商品の価値を伝えるか

私が所属する海外カンパニーブランドチームは、各国のお客様にカルビー商品のおいしさと楽しさを伝え、世界中で愛されるブランドに育てる組織です。その中で、私はじゃがりことフルグラをアメリカや中国をはじめとする各国へ売り込む戦略づくりとその実行を担当しています。例えば、じゃがりこは日本では有名なお菓子ですが、海外ではほとんど知られていません。海外のお客様にじゃがりこを食べてもらうと、大抵は「硬すぎる」「味が薄い」などの意見をもらいます。でも、本当にそうなのでしょうか。日本でも発売当初は「硬い」というお客様の声をたくさんいただきました。しかし、食べているうちに“カリッ”とした食感や後からじわじわくる旨味が心地よく感じてくるのです。この価値を分かっていただくために、宣伝文句やメディアの選択、価格や商品の仕様、どの流通に取り扱ってもらうなどを日々模索しています。
また、ブランディングの実行にあたっては、各国の市場やお客様の状況に合わせて戦略を立て、現地の子会社と一緒に実施します。必然的に、海外出張や海外との電話会議も頻繁にあります。時には海外の流通関係会社との商談や、海外での消費者調査もおこないます。
ブランドを新しい国で育てるにはたくさんの苦労がありますが、その分、初めて店頭に並んだ時や目標の売上を達成できた時はとても嬉しいです。また、各国の様々な人たちと繋がりを持ち、時には文化を超えて同じ目標に向かい共に頑張ることも醍醐味の一つです。

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02“中小メーカーの一つ”として、世界へ挑む

“中小メーカーの一つ”として、世界へ挑む

カルビーは、日本ではマーケットリーダーですが、海外では中小メーカーの一つにすぎません。また一歩日本の外へ出ると、言葉のような表面上の違いだけでなく、文化や生活スタイルもすべて異なります。このような中で市場シェアを勝ち得ていくためには、日本市場での成功体験のみでは通用しません。従来の考え方に捕らわれず、自分たちで殻を破って新しいチャレンジをしていく必要があります。成功するためにどんなチャレンジをしていくのか…これを考えるのがとても難しい反面、面白い部分でもあります。
その意味で、海外カンパニーブランドチームには“他人”や“新しいこと”に興味のある方が向いていると言えるかも知れません。ブランディングをする先は顧客であり、顧客の関心は常に移ろいます。だからこそ、他人に関心がなく、常に同じことをしていたい人は、新しいマーケットの開拓には不向きだと思うのです。また、海外の場合、常に感覚のズレやコミュニケーションギャップが存在します。その点でも、思い込みや過度なこだわりを持たずに、新しい知識や文化を受け入れる姿勢が求められます。海外事業は、カルビーの未来を担う大切な存在。忙しい時や仕事がうまく前に進まない時もありますが「今していることは、自分と会社にとって重要な仕事なのだ」と再認識することで新しい力が湧く、やりがいのある舞台です。

1DAYSchedule

8:15
出社
8:20
メンバー・上司との進捗相互確認
9:00
中国で発売する商品に関する打合せ
10:00
京都工場と中国輸出品に関する電話会議
12:00
昼休憩
13:00
アメリカで実施する消費者調査の社内打ち合わせ
14:00
タイ現地法人と新商品発売に関する電話会議
15:00
開発(日本)と輸出品に関するの電話打合せ
15:30
出張準備
16:00
アメリカ出張のため空港へ向かう