「安全で、安心で、おいしい商品をつくる」その責任を果たすため、品質保証課は工場内外の関係者と品質に関する確認や改善を実施したり、管理できるように働きかけたりする役割を担っています。商品の品質を保証するためには「品質の良い原材料の調達」「衛生的な製造環境の維持」「管理された設備での生産」「正しい方法や仕組みでの製造」などが不可欠であり、製造部門、商品開発部門、購買部といった社内関連部門やサプライヤーとの良質なコミュニケーションが欠かせません。また、不具合を未然に防ぐためには現場で働く従業員が無理なく管理できる仕組みを整えることが必要ですし、不具合が起こってしまった場合は早急で適切な対応が求められます。正しい原材料を使用し工場全体を適切に管理するためには、これらの実行に加え、多くの知識と経験の習得が必要です。
考えなければならないことは多岐に渡り、大変だと感じる場面は少なくありません。しかしながら“感謝をされる仕事”を目指している私にとって、周囲の人に頼っていただけることはやりがいそのもの。前向きな解決策や改善、管理方法が実行されることで、より安全でおいしい商品を生産できた時の喜びは、何にも代えがたいものです。

現在は、役職者として課内メンバーへの支援や教育、マネジメントに携わっています。マネジメントを通じて一人ひとりの意識が向上し、品質について真剣に考え改善・管理している様子を目にした時は、心から嬉しく思います。全従業員が協力しなければ理想の品質保証は実現できませんので、一人でも多くの方に品質への興味を持っていただき、商品に関わる“正しいこと”を全員が当たり前のように実施している環境にしたいです。「品質保証の仕事に挑戦したい」と考えている方には、常に真摯な気持ちを持ってほしいと願っています。嘘のない言葉と様々な視点で意見を出し合い、商品の品質を良い方向へと導いていくことこそが、商品の製造に関わる“正しいこと”の一つだと思うからです。
私たちは通常、勤務を通じて最終消費者であるお客様にお会いすることはありません。しかしながら、カルビーがおこなう社会貢献活動を通じてお客様へ直接商品を手渡しできる機会があります。そうした際にいただける「ありがとう」の言葉を聞く度に「この仕事をやっていて良かった」と心の底から思います。今日より明日の商品が“安全で、安心で、おいしい”商品となるために。お客様の笑顔を生む理想の未来と品質を、一緒に実現させましょう。