Yasuyama Megumi

Yasuyama Megumi

生産本部 生産管理部 ものづくり技術支援課
1995年入社
工業化学科卒

人づくりを通じて、
カルビーの
ものづくりを支える

PROFILE

ものづくり技術支援課で、製品のおいしさを守るため、技術者を育てる様々な活動をおこなう。プライベートではママとして、子どもと過ごす時間を大切にしている。

01“おいしい”を未来に繋ぐために

“おいしい”を未来に繋ぐために

ものづくり技術支援課は、量産工場で“製品のおいしさ”を実現するための支援をおこなう部署です。ポテトチップス、かっぱえびせん、じゃがりこ、Jagabeeなど、それぞれの製品を毎週工場ごとに『試食評価』し、その結果をフィードバックするだけでなく、工場の皆さんと一緒に製品がより良くなるためのオペレーション改善をおこなっています。カルビー製品はオートメーション化された工場でつくられていますが、使用しているのは自然の原料のため、その時々で微調整が必要となります。それは、いわゆる“職人技”の領域。その技を後世に伝承していくことで、カルビーが目指すおいしさと品質を実現させていくことが私たちのミッションです。そのミッションを達成すべく、現場での指導だけではなく、製造技術用教科書の制作や製造固有の教育プログラムに取り組んでいるほか、各工場で“技術の指導役となるキーマン”の育成もおこなっています。また、将来の製造技術者や開発者向けに、固有技術や加工原理を学んでもらうための『ものづくりワークショップ』も実施しています。
こうした様々な教育をする上で大切にしているのは“体験”してもらうこと。「人は自分で見て体験したことが一番心に残る」という考え方のもと、製造技術の目に見えない部分を可視化し、手作り体験を通した教育や現場で実際に見てもらうなどの工夫をしています。

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02意味が分かれば、仕事は楽しくなる

意味が分かれば、仕事は楽しくなる

私が“体験”を大切にしている理由は、かつて先輩から言われた「どの作業にも、一つひとつ意味がある」という言葉を大切にしているからです。何も分からず取り組む作業はつまらないですが、その原理や意味を理解できれば“作業”は“仕事”になり、そこにやりがいや改善への意識が生まれる。その近道こそが“体験”であると、私は思うのです。
これまでたくさんの人にさまざまなことを伝えてきました。その中で「思い込みでやっていた作業などを見直す機会になった」「習ったことを現場で実践してみた」といった嬉しい声をいただいたこともあります。また、勉強をされた工場の皆さんが現場で活躍することで、徐々に商品の評価が高まっています。長い年月をかけておこなってきた人づくりがおいしさと品質につながってきたと思うと、本当に感慨深いです。
今後は『製品評価』と『技術教育』をカルビー商品すべてで実施したいと考えています。この活動を通して、社内に“おいしさへのこだわり”を持った職人が多く育てば、これほど嬉しいことはありません。技術を紐解いて分かりやすく伝えなければならないこの仕事は、コミュニケーション力が何よりも大切です。ある程度の製造知識と現場経験は必要になりますが、自分の得意分野から幅を広げて学んでいってもらえれば活躍できると思います。

1DAYSchedule

8:30
出社
9:00
じゃがりこの週次官能評価
10:00
工場品質改善報告書と製品試食確認
11:00
ものづくりワークショップの打合せ
12:00
昼休憩
13:00
教材作成・教育のための実験計画策定
16:00
Jagabeeの週次官能評価
17:00
退勤