2021年11月17日

食品業界初!1袋単位のトレーサビリティシステムを構築
カルビー×イシダの共創によりカルビー湖南工場DXを推進

※株式会社イシダ調べ 2021/11/16における調査結果

 カルビー株式会社は、株式会社イシダ(本社:京都府京都市、代表取締役社長:石田 隆英)と共同で新たなトレーサビリティシステムを構築し、2022年1月から湖南工場(滋賀県湖南市)の「堅あげポテト」製造ラインの一部の計量~箱詰工程においてパイロット導入します。このシステムの導入後は、使用原料を含め、計量・包装・検査・箱詰等の生産に関する各種情報を、1袋単位として一元管理・トレースが可能となります。

- トレーサビリティシステム概要 -

1袋単位でのトレースの実現
 従来のトレーサビリティシステムでは、使用原料・製造工場・製造ライン・製造時間をもとに把握していました。今回、製造工程内に複数の監視機器を導入し、前後工程のデータと紐づけることで、1袋を単位として情報を一元管理できるようになります。その結果、情報の照会スピードが格段に上がり、お客様が購入された商品に関するお問い合わせに対して、迅速に対応できるようになります。また、一元管理された情報を蓄積することで、各工程での作業状況を可視化でき、製品の状態の精緻な把握、品質向上にもつながります。


- 取り組みの背景・今後の展望 -

 カルビーグループは、2019年5月に策定した中期経営計画の中でDX推進によるSCM事業基盤の強化、DX人財の育成に触れ、DX推進に取り組んできました。その取り組みの一環として、バリューチェーンをデジタルでつなぎ、互いの情報を開示する「つながるDX」を実現することでお客様への提供価値を最大化したいと考えています。
 今般のシステム導入は、一部の製造工程における検査記録をデジタル化することで、使用原料を含め、計量~箱詰工程での情報の一元管理を可能にしたものです。今後は、本システムに原料の産地・品質・加工状態などの情報を統合し、「つながるDX」の動きを加速させてまいります。

 また湖南工場では、本システムの導入に加え、製造ライン自動運転の検証やIoT基盤構築も同時に進めており、デジタル技術を活用した次世代の工場モデルを目指しています。カルビーグループは、2025年3月期に新広島工場の操業も控えており、先端テクノロジー導入による技術開発や新商品の創出などによってグループ生産部門全体のさらなる競争力向上を図り、中期経営計画で掲げる、「事業環境の変化に対応した基盤作りを通した変革と挑戦による持続的な成長」の実現に向けて取り組んでまいります。

- カルビーグループについて -

 カルビーグループは、「私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献します。」を企業理念とし、長期ビジョン(2030ビジョン)「Next Calbee 掘りだそう、自然の力。食の未来をつくりだす。」を掲げています。企業活動を通して社会価値を提供し、持続的成長と持続可能な社会を実現することが私たちの使命です。カルビーグループは、環境・社会・経済を取り巻く中長期的な課題に対して、ステークホルダーとの共創によって向き合い、新たな価値を創造する「サステナブル経営」を実践していきます。

- 株式会社イシダについて -

 1893年、民間初の計量機メーカーとして創業。先進の計量技術を核に包装、検査等の分野へ事業領域を拡げ、食の産地から小売店における工程にてトータルソリューションを提供しています。「三方良し」の企業理念のもと、お客様の課題を革新的に解決し、安全・安心で持続可能な社会の創造に貢献することを使命に、世界100カ国以上で事業を展開しています。(https://www.ishida.co.jp/ww/jp/


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