2022年3月3日

カルビーが睡眠状態の可視化技術を手掛けるS’UIMIN社に出資
睡眠課題の解決に向けて協働!研究成果を活かして商品やサービスを開発

 カルビー株式会社は、この度、脳波ウェアラブルデバイスとAI (人工知能)技術を活用した睡眠測定サービスを提供する株式会社S’UIMIN(本社:東京都渋谷区、取締役会長CSO 柳沢 正史 代表取締役社長 藤原 正明、以下S’UIMIN)への出資を実施しました。同社との契約締結は2022年3月3日付。なお、カルビーによるS’UIMINへの出資額は1億円です。
 カルビーは、2030年に向けた長期ビジョンとその実現に向けた5ヵ年の中期経営計画において、新たな食領域での事業創出を掲げており、この戦略的パートナーシップを通して、睡眠課題の解決に向けた商品やサービスの開発、健やかさの提供を進めてまいります。

- 経緯 -

 昨今、睡眠障害が大きな社会課題となっております。厚生労働省の調査(※1)によると、1日の平均睡眠時間が6時間未満の方の割合は、男性37.5%、女性40.6%に上るといいます。また、日本国内の睡眠不足による経済的損失額は約15兆円(※2)と試算されており、2017年には日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼす「睡眠負債」が流行語となりました。
 こうした中、カルビーは“私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献します。”を企業理念に掲げており、健康への影響が大きい睡眠領域での課題解決を取り上げました。2020年11月には睡眠の質(眠りの深さ)を高める「クロセチン」を含有したカルビー初の機能性表示食品「にゅ~みん」を数量限定で発売。現在、再発売に向けて準備を進めております。
 今回、睡眠領域での課題解決を本格化するため、睡眠を科学的に探究し、睡眠に関するビッグデータの蓄積・活用を手掛けているS’UIMINと戦略的パートナーシップの構築を決定しました。S’UIMINの持つ知見やノウハウと、カルビーの商品開発力を掛け合わせ、お客様の課題に基づいた新商品やサービスの創造を推進してまいります。
※1:厚生労働省「国民健康・栄養調査(令和元年)」
※2:2016年11月に発表されたアメリカのシンクタンク「ランド研究所」の調査

- 両社代表コメント -

江原信(カルビー株式会社 代表取締役副社長 新規事業管掌)
カルビー株式会社は、企業理念の中で、“人々の健やかなくらしへの貢献”を掲げ、事業活動の重点項目(マテリアリティ)の一つに、健やかさと多様なライフスタイルへの貢献を挙げています。中でも現代社会で顕在化している睡眠に関わる課題は重要なテーマの一つであり、脳と腸が機能連関する“脳腸相関”にも着目しました。S'UIMIN社との戦略的パートナーシップを通じて、睡眠に関わる課題解決や健やかさの提供に向けた取り組みを強化していきます。

柳沢正史(株式会社S’UIMIN 取締役会長CSO、国際統合睡眠医科学研究機構 機構長、筑波大学教授)
今回のカルビー株式会社との連携を機会に、睡眠と食習慣や腸の働きとの関係を科学的に探究し、「食と睡眠から健康をつくる」ことを目指していきたいと思います。

藤原正明(株式会社S’UIMIN 代表取締役社長)
「食事・運動・睡眠」の3要素の中で、特に近年は”脳腸相関”が注目されています。カルビー株式会社との連携により、”脳腸相関”のメカニズム解明からの「新たなビジネス機会」の創出を期待しています。

- S’UIMINについて -

社名:株式会社S’UIMIN
本社:東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル817
創業者・代表者:取締役会長CSO 柳沢正史 代表取締役社長 藤原正明
設立:2017年10月17日
事業内容:臨床レベルの睡眠検査を自宅で行える睡眠計測サービス「InSomnograf®」の開発・提供
URL:https://www.suimin.co.jp/



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