2022年5月11日

商品パッケージの校正作業の一部を自動化
~作業時間を約3割削減し、クリエイティブな業務に転換~

 カルビー株式会社は、株式会社Too(本社:東京都港区、代表取締役社長:石井 剛太、以下Too)が提供するTooAI SUITE(https://www.too.com/product/service/ai-suite.html)を利用し、商品パッケージの校正作業の一部を自動化する独自のシステムを導入しました。
 本システムは「Calbee Automatic Proofreading System」の頭文字をとってCAPSと命名され、2021年夏よりポテトチップスなどのピロー包装商品での導入を開始しました。これまでに本システムでチェックして発売した商品パッケージは500点以上に及び、作業時間を約3割削減すると同時に表示ミスの低減が可能となりました。2022年4月からは、シリアル食品である「フルグラ®」にも対象を拡大して、校正業務の効率化を実現します。

- パッケージ校正作業にシステムを導入した経緯 -

 DX推進部 部長の森山 正二郎は、導入の経緯を以下のように述べています。
 「パッケージには、原材料やアレルゲンといったお客様にとって、とても大切な商品情報が表示されており、食品の法令順守の観点からも、間違いがあってはなりません。カルビーでは、発売する全ての商品のパッケージ表示に対して、幾重ものチェックをかけています。校正業務のほとんどは、人の目に依るもので、膨大な労力と時間を要します。これらの作業の一部でも、システムでチェックすることで、本来のクリエイティブな業務に時間を振り向けられると考えました。当社が販売している商品の種類は多く、包装形態も多岐にわたります。パッケージ表示の標準化を進めることで、システムによるチェック化は可能との前提で、複数のIT企業に打診。画像処理システム開発の実績があるToo様からの提案がニーズと合致し2019年より共同でソリューション開発に取り組んできました。」

~参考URL~
TooAI SUITEに関する事例記事 https://www.too.com/fun/case/too-ai-suite/calbee.html
カルビーの品質保証に関連する記事 https://note.calbee.jp/n/n1ab7bbee6056


- CAPS導入により削減された校正プロセス -

<削減されたプロセス>
・入稿前のテキストチェックは、商品パッケージの管理ルールに基づいて、CAPS自動チェックに切り替え
・企画副担当チェック
・法令部門チェックの一部
・消費者部門チェックの一部

- CAPS運用イメージ -



 カルビーグループは、2019年5月に策定した中期経営計画の中で、DX推進による生産性の向上、DX人財の育成を掲げ、取り組んでいます。

- カルビーグループについて -

 1949年の創立以来、私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしへの貢献を実践してきました。カルビーグループは、ライフラインをつなぐ食品企業として、サステナビリティを経営の根幹に据え、食を通じて社会課題を解決することで、新たな食の未来を創造します。


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