産地、生産者と密にコミュニケーションをとりリスクに対処します
素材の良さがそのまま商品の価値になっているカルビーグループの商品は、原材料によって出来映えが左右されます。お客様の期待に応えられる品質の商品を安定して供給するため、産地、生産者と連携して持続的な原材料の調達への対策を講じています。
国内全体では馬鈴しょ生産量が年々減少する傾向の中、加工食品用の馬鈴しょの生産量は増加しており、カルビーグループは調達量を増やすことができています。現在では全国年間生産量の約16%の馬鈴しょを使用しています。また、国内からの馬鈴しょ調達のうち約8割は北海道産です。今後も質の高い馬鈴しょを安定的に調達するために、右次のような取り組みを進めて、自然災害などのリスクに備えていきます。
持続可能な原料調達、とりわけじゃがいもの調達については、生産者、行政、大学、同業のメーカーなどと密なネットワークを構築し、さまざまな取り組みをしています。
グローバル視野で持続的な調達活動を進めるために、「カルビーグループ調達ポリシー」を取引先と共有し、サプライチェーン全体での調達方針の徹底を行っています。
また、トレーサビリティの観点では、馬鈴しょは原料情報を確認して品質、安全性を担保しています。馬鈴しょコンテナには、産地、品種、生産者、育成の履歴、収穫日などの情報がバーコードとして付いており、この情報をもとに馬鈴しょの状態を確認し、最適な生産管理を実施しています。パーム油についても取引先と協働して、環境・人権問題にも対応し、持続可能な調達に向けて活動しています。
パーム農園における環境・人権問題の要因の一つとして、小規模農家による生産性の低い農園運営が指摘されています。カルビーグループにパーム油を提供してくださっている不二製油グループ様は現地NGOのWild Asiaとともにグループのサプライチェーンの一部の小規模農家における生産性向上と人権・環境に配慮した農園運営の両立を目指し、教育支援を行っています。