サプライチェーンを通じた貢献

農業の持続可能性向上

馬鈴しょをはじめとした自然素材を活用して商品をお届けしているカルビーグループにとって、農業が健全に営まれ続けることが大切です。国産馬鈴しょの消費は減少傾向でありますが、カルビーは国産馬鈴しょの新たな用途展開などによる消費拡大を図り、国内の農業の維持と活性化に努めます。また、農業の担い手不足や気候変動による農作物の収量・品質低下などの課題に対して、カルビーグループが培ってきた馬鈴しょの栽培技術を活かし、新品種の開発や農作業の支援を行うことで、農業の生産性向上へ貢献して参ります。

  • 2.飢餓をゼロに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12.つくる責任つかう責任

目標(KPI)と実績

目標と進捗

国産馬鈴しょ調達量

  • 目標

    2024年3月期

    40万トン

    (2019年3月期比:20%増)

  • 実績

    2021年3月期

    34.2万トン

重点テーマ

環境に配慮した持続的な調達:馬鈴しょの安定調達

気候変動・病害抵抗性に対応するための新品種の開発

調達におけるもっとも大きなリスクは、気候変動による自然災害や病害虫等の蔓延です。その対応として、国内外の研究機関と連携しながら、新たな品種の開発に取り組んできました。2015年にカルビーグループ独自の新品種として登録した「ぽろしり」は、従来の品種に比べて病害虫に強く、収量の増加が見込まれており、今後の普及が期待されます。これからも、開発技術の向上に努め、新品種を生み出していきます。

新品種として登録された「ぽろしり」
新品種として登録された「ぽろしり」

馬鈴薯研究所(北海道)で行う品種開発
馬鈴薯研究所(北海道)で行う品種開発

科学的事実に基づいた農作業の推進

より多くの馬鈴しょを収穫するには肥料が欠かせません。畑は土質や前歴などにより違いがあるため、そのポテンシャルを最大にするには、それぞれの畑に適切な肥料を投入することが重要です。そこでカルビーグループでは各地域の畑の土壌分析に基づき、適切な肥料の検証・提案を行っています。これは、馬鈴しょの収量を最大化する取り組みであると同時に、環境中への肥料の過剰な投入を防いで、環境負荷を減らす取り組みでもあります。

コントラクター事業の拡大・支援

日本では農業人口が年々減少しています。食糧自給率がカロリーベースで38%と低い水準にあるなか、農業従事者の確保、またそのための収入安定化と労働負荷の軽減は、喫緊の課題です。
馬鈴しょは農作物の中でも、重労働で手間がかかる作物です。カルビーグループでは、契約農家の負担を軽減するために、さまざまな栽培・収穫サポートを行ってきました。その一つがコントラクター(作業請け負い)事業です。大型機械を導入して、もっとも大変な収穫作業を農家の代わりに行い、省力化と馬鈴しょ作付面積の拡大を図っています。今後もコントラクター事業を継続し、契約農家の支援を通じて、持続可能な農業を推進していきます。

コントラクター事業で使用する大型機械
コントラクター事業で使用する大型機械

農地の分散化

気候変動による豪雨災害や台風被害は、年々激しさを増しています。2016年には北海道に上陸した台風の影響で、馬鈴しょの調達量が大きく減少しました。カルビーグループでは、気候変動が調達に与えるリスクを認識し、北海道内での産地分散や、東北・北九州など新たな馬鈴しょ産地の育成に取り組んでいます。

8つのマテリアリティ