持続可能なサプライチェーンの共創

環境と人にやさしい物流

持続可能な物流を実現するため、カルビーグループはホワイト物流推進運動に賛同し、運送事業社とともに労働環境の改善に積極的に取り組んでいます。最適なオペレーションを追求するために、荷役作業の軽減および待機時間の削減を目指した取り組みを進めています。人手による作業工数に最先端の技術を採用し、効率化を図っています。これらの改善は温室効果ガスの削減にもつながります。カルビーグループは「環境と人にやさしい物流」によって、トラックドライバーから選ばれるメーカーを目指します。

主な取り組み

最適なオペレーション

持続可能な物流の実現は、環境と人にとっても負荷を軽減することにつながります。最適なオペレーションを目指し、物流拠点の再構築や輸配送ルートの設計などカイゼンを進めています。
パレット輸送による荷役作業の削減、荷積み・荷降ろし時間の短縮などの滞留時間の削減活動も進めています。一部製品のダンボールサイズをパレットに合わせた形へ変更することで、トラック積載率が従来比で120%となり、輸配送による温室効果ガスの排出削減につなげています。

自動化やAIによる物流現場のカイゼン

物流現場へ最新技術の自動化とAIの活用によるカイゼンを進めています。京都工場において無人フォークリフトと自動保管倉庫を設置し、2021年には湖南工場も導入しています。最も生産量の多い新宇都宮工場は倉庫の完全自動化を実現し、トラックへの積み込み時間は10分程度とドライバーの待機時間の短縮に貢献しています。
倉庫の自動化は働く従業員の働き方改革につながります。自動化前はフォークリフト作業やパレットへの積み付けといった人による作業が中心でしたが、自動化後は機械操作のオペレーションや機械トラブルを防ぐメンテナンス技能が求められるようになりました。自動化によって人による作業がなくなり、オペレーションなどのスキル習得のための教育を行っています。

ホワイト物流推進活動

カルビーグループは他企業や運送事業者にもご協力いただき、ホワイト物流推進活動を展開しています。
自社物流拠点内の待機時間への取り組みについては、①待機時間の現状把握 ②全センターのプロセスの可視化 ③分析および課題の設定 ④課題解決 で行い、2022年の自社センター待機時間は平均19分(2021年度では24分)となりました。
納品先の待機時間の改善や付帯作業の見直し、納品リードタイムの延長による物流現場環境整備などは、取引先様との「ネットワークカイゼン活動」で課題を共有し、ともに解決に向けた取り組みを行っています。さまざまな取り組みを通じ、トラックドライバーの皆さんに選んでいただけるような魅力ある物流を目指して活動をしています。

5つのマテリアリティ

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