環境と人にやさしい物流
カルビーグループは持続可能なサプライチェーンを実現するため、トラック輸送の生産性向上・働きやすい労働環境の実現を目指す「ホワイト物流」推進運動※に賛同し、物流に関わる労働環境の改善に積極的に取り組んでいます。最適な物流のオペレーションを追求し、倉庫の自動化を推進して、荷役作業の軽減および待機時間の削減を進めています。トラックドライバーや物流に関わる皆さまにとって「環境と人にやさしい物流」を目指します。
※ トラック運転者不足が深刻になっていることに対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的として、トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や女性や60代の運転者等も働きやすいより「ホワイト」な労働環境の実現に取り組む運動
最適な物流オペレーションの追求
物流オペレーションの最適化は、環境や人への負荷軽減につながります。当社では継続的な改善活動として、配送ルートの見直しや倉庫内作業の改善を進めています。2024年度に、3カ所の物流拠点を移転、新設し、全国14拠点とするなど、品質とコストを保証しつつお客様に「きちんとお届けする(運べる)仕組みを作る」を基本方針に据えて活動を進めています。今後も既存拠点の再配置や拡張を検討し、最適な物流体制の構築を進めていきます。
全国の物流拠点
DC(Distribution Center):工場隣接の在庫型物流センター
SS(Service Station):消費地隣接の在庫型配送センター
倉庫内作業のオペレーションの改善
宇都宮DCでは、商品特性に応じてA・B・Cランク別にエリアを分け、各エリアにピッキング担当者を配置し、1台の車両を3人で分担して出荷する「ゾーンピッキング」を導入し、作業の標準化を進めています。この仕組みにより、一人ひとりの作業負担が軽減されるとともに、労働時間の削減や生産性向上につながりました。現場メンバーが主体的に品質改善活動へ取り組むことで、継続的なカイゼンを推進する人材の育成にもつながっています。
自社物流拠点内の待機時間の短縮
地域間の製品を輸送するにあたり、ドライバーの拘束時間や車両稼働率といった問題に取り組んでいます。物流業界ではドライバーの労働時間規制や人手不足により輸送能力の低下が懸念される一方、待機時間や空車などの非効率が多く、持続可能性の確保が大きな課題となっています。ドライバーの待機時間が発生しないよう、到着時間や積込時間に着目して、運送会社と改善を進めました。自社内のDCやSSと協働して、ルートや運行ダイヤの見直しを行い、輸送効率も向上することができています。自社物流拠点内のドライバー待機時間を30分以内にするという目標を概ね達成しています。
配送時の積載率改善による温室効果ガスの排出削減
物流拠点の再構築により、製品保管倉庫と出庫倉庫間の製品移動の頻度を減らしています。また、他社との共同配送の取り組み、帰り便で積む荷物のない車両の削減などの取り組みと合わせ、配送時の積載率を改善しています。
トラックアンローダー
倉庫内の自動化による、負担の少ない作業環境の実現
カルビーグループの物流拠点では、完全に無人で稼働する「自動フォークリフト」や、入庫・保管・出庫を機械が行う「自動倉庫」など、最新の物流設備の導入を進めています。これらの設備を活用し、トラックからの荷物の積み下ろしや倉庫内での荷物移動・保管などの作業を機械化することで、作業者の身体的な負担や労働災害の発生リスクを軽減し、従業員にやさしい職場の実現に向けて取り組んでいます。
自動フォークリフト
藤倉並世
カルビーロジスティクス株式会社
従業員の声
現在、自動倉庫のオペレーションとメンテナンスを担当しています。設備の進化に伴い、自動化のレベルも着実にあがっていきますが、新しい設備の導入時には想定外の初期不良が発生することもあります。そのため、AIや自動化設備を活かしつつも、現場・現物・現実に着目する三現主義を大切にしながら設備をよく観察し、異常や傾向に気づき、適切に対応できる力を磨いています。設備の安定稼働に向けて自主保全活動にも取り組んでいます。仲間とともに学びを重ね、チームで知識や経験を共有し、日々成長を実感しています。技術と人が補い合うことで、お客様へいつでもおいしい製品をお届けできるようこれからも努めてまいります。