地球環境への配慮

自然資本の保全

私たちのくらしは、食料や水など自然資本がもたらすさまざまな恵み(生態系サービス)によって支えられています。農業と密接に関わるカルビーグループの事業活動は、企業理念にある「自然の恵みを大切に活かす」という考えのもと、自然資本に依存と影響を及ぼすプロセスを把握し改善に努めることで、持続可能な地球環境の実現を目指します。

※自然資本:森林、土壌、水、大気、生物資源など、自然によって形成される資本(ストック)のこと。
環境省「令和5年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」抜粋

主な取り組み

持続可能な原材料調達

カルビーグループは、事業のサプライチェーン全体を通じて自然資本からの自然の恵みに依存し、影響を与えています。自然の恵みである原材料の調達に関しては、産地の開発に起因する生物多様性の消失や劣化、森林や土地の開墾による温室効果ガスの排出などさまざまな課題があり、それらの解決に取り組んでいます。

2020年に特定したマテリアリティでは「農業の持続可能性向上」を掲げ、気候変動に強い品種の育成・開発や、さまざまな土質や条件によって違いがある畑の土壌分析を行い、より多くのばれいしょが収穫できる適切な肥料の提案を行いました。
さらに「原料調達・物流の効率化と安定的な確保」を掲げ、RSPO認証パーム油や認証紙の使用を拡大することで、環境や人権に配慮した持続的な調達を進めてきました。

近年、世界の金融の流れが『自然』に対してポジティブな方向にシフトするために、企業が自然関連のリスクと機会、依存と影響について報告し、行動するための行動するためのTNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures「自然関連財務情報開示タスクフォース」)の開示に向けた動きが高まっています。カルビーグループは2023年9月に公開されたTNFDフレームワーク正式版に合わせて、ロードマップを作成し、開示準備を進めていきます。
気候変動と生物多様性は表裏一体であり、事業活動を通じて気候変動対策だけでなく自然環境の保全に貢献し、企業理念に基づいて自然資本と両立した事業活動を進めてまいります。

※ RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議。(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称。WWF(世界自然保護基金)とパーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売り、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織

5つのマテリアリティ

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