循環型社会の推進
カルビーグループは循環型社会を目指し、フードロスの削減、水資源の有効活用、廃棄物の削減とリサイクルに取り組んでいます。
主な取り組み
製品フードロスの削減
カルビーグループは、2031年3月期までに製品フードロスを30%削減(2023年3月期比/3か年移動平均値)する目標を掲げており、2025年3月期のフードロス削減の実績は、6.1%となりました。
カルビーグループでは目標実現のために、製造工程での作業手順や機器・設備の点検、新設備導入などの改善活動を実施継続しています。また、大量生産の現場では一つのトラブルでロット全量が廃棄となってしまうことから、さまざまな取り組みの効果を都度確認するとともに、工場の枠を超えて全社的に横展開を図っています。
水使用量の削減
水の使用量については、2031年3月期までに10%削減(2019年3月期比)という目標を掲げています。2024年度(2025年3月期)は主原料であるばれいしょの洗浄水や新工場の立ち上げに伴う水使用量の増加により、全体で4.5%の増加となりました。
今後、各工場の担当者で組織される排水委員会を中心に、水使用量の適正化や循環利用の推進を図り、特に水使用量の多いポテトチップス、じゃがりこの生産における対策を進めます。
廃棄物の削減
廃棄物の排出量については、2031年3月期までに10%削減(2019年3月期比)という目標を掲げています。2025年3月期の実績は、原料の品質不良および生産量の増加により、8.0%の増加となりました。
カルビーグループでは、「品質基準に応じた生産を行い、ロスを発生させない(良品化)」ことを第一に取り組んでいます。生産工程で発生したロスについては、「乾燥等により容量を減らす(減容化)」、「付加価値の高い資源として再利用する(有価物化)」を行い、廃棄物の削減に努めています。
特に排出量の多い汚泥、動植物性残渣※、廃プラスチックについては、社内の廃棄物委員会が中心となって、取り組みを実施・継続していきます。
※ ばれいしょの製品化できない切削屑や皮などの総称
廃棄物総量の経時変化
