地球環境への配慮

循環型社会の推進

カルビーグループは循環型社会を目指し、フードロスの削減、水資源の有効活用、廃棄物の削減とリサイクルに取り組んでいます。

主な取り組み

製品フードロスの削減

2023年度までに20%削減(2019年3月期比)の目標に対して10.6%削減となり未達でした。主な要因として、商品切替に伴う原料廃棄や品質不良に伴う廃棄の発生が大きく影響しました。製品フードロス削減の取り組みは継続し、2030年度までに30%削減の目標を掲げています。
生産における各製造工程の総点検、カルビー規格基準値に則ったオペレーションの強化、品質強化を目的とした設備の導入を行い、品質不良に着目し、製品フードロスの削減に取り組みます。

水使用量の削減

2023年度の水使用量は、ばれいしょの使用に伴う洗浄水の増加が主な原因で2018年度に対して2.7%増加しました。
カルビーグループは水使用の適正化と循環利用を柱に、水使用量の削減に取り組んでいます。
水使用量の適正化では、製造設備ごとの使用量の見える化を行い改善の着眼点の明確化を行います。適正化の為の設備改善および好事例を横展開、取水と排水のオペレーション教育を実施し、また水循環利用設備については2025年1月に操業予定のせとうち広島工場にて導入予定、その効果を確認し、横展開を検討していきます。

3R※1の推進

カルビーグループは生産工程で発生するロスができる限り廃棄物にならないように取り組みます。発生したロスは有効利用を行い、良品化・有価化・減容化を推進しています。特に排出量の多い「汚泥・動植物性残渣・廃プラスチック」は、有価化を含めた廃棄物の削減に努めています。排水処理から発生する汚泥は堆肥に、ばれいしょから発生する動植物性残渣(生ロス)※2は飼料、廃プラスチックについては再資源化を進めています。

2023年度は、原材料品質不良ならびに生産量の増加により、廃棄物排出量が1.9%(2019年3月期比)増加しました。

  • ※1 Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)
  • ※2 ばれいしょの製品化できない切削屑や皮などの総称

廃棄物総量の経時変化

廃棄物総量の経時変化のグラフ

アルミ蒸着フィルムの再資源化

カルビー清原工場で廃棄されるパッケージフィルムは、東和ケミカル株式会社の有するアルミ蒸着フィルム再資源化の特許技術によってリサイクル加工し、プラスチックとして再資源化しています。カルビーがこの技術を採用するのは初めてです。今後、本取り組みの効果を検証しながら、適用範囲の拡大を検討していきます。

<リサイクル工程>

  1. カルビーグループの工場で出る使用済みアルミ蒸着フィルムを回収
  2. 東和ケミカルの工場にてリサイクル材料(ペレット)に変換
  3. リサイクル材料(ペレット)をコンテナやパレットなどに加工

5つのマテリアリティ

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